ヒップホップ好きなら全部歌えるくらいの名作プレイリストがこちら。Dr Dreが手がけた楽曲は数えきれませんが、どれもファンには唾ものです:
1. Dr. Dre & Snoop Dogg – Next Episode
2. Dr. Dre & Snoop Dogg – California Love
3. 50 cent – In Da Club *事前発表なしのサプライズ出演
4. Mary J. Blige – Family Affair
5. Mary J. Blige – No More Drama
6. Kendrick Lamar – m.A.A.d city
7. Kendrick Lamar – Alright
8. Dr. Dre & Eminem – Forgot About Dre
9. Eminem – Lose Yourself
10. Dr. Dre – I Ain’t Mad at Cha (Instrumental)
11. Dr. Dre & Snoop Dogg – Still D.R.E
カリフォルニアという土地を代表する曲の一つといえば「California Love (カリフォルニアラブ)」。ドレーがプロデュースした、伝説のラッパー2Pac (Tupac, トゥーパック)の名曲。
ウェストコーストラップをトリビュートし、SnoopとDreが歌うパートもファンにとっては熱かったはず。
また、50centの登場はサプライズだったらしく、それもファンをさらに熱狂させてくれました。
逆さ吊りの状態で降りてくるという“クセ強”な演出で登場した「50」や、激しく踊り合うダンサーによるパーティーバイブスは、2000年初期にクラブ通いしていた世代にとっては、今すぐにでも出かけたくなるようなテンションが更に上がる時間だったかもしれません。
そこからの、ゴージャスで貫禄があり、優しさと力強さを兼ね備えた美しき絶対女王「Mary J. Bride」の登場にハートが溶けてしまいそうになります。彼女の名曲に酔いしれる時間も最高です。
そんなひと時もつかの間、すぐ後に登場した「カリフォルニアにいるやばいガキ。」とJ.Coleがドレーに紹介したことで、ドレー出会うとことなったKendric Lamar。
パフォーマンスした超人気ソング「Alright」は、黒人差別と社会的問題に対する強いメッセージが刺さる一曲。
黒人差別問題に対するNFLスター選手による抗議の姿勢や運動が社会的にも大きく影響したNFL。中でも一番大きな試合でこの曲が披露されたことは、アメリカにとっても非常に重要で意味のあることだったのではないでしょうか。
そして、エミネムの登場で会場のボルテージは更に熱くなります。人気曲を披露した後、ひざまづいた姿は、先述のアフリカ系アメリカ人への警察官の暴力に抗議して、NFLの黒人選手たちの一部が国歌斉唱の際に行ったポーズと同じものでした。
アーティスト一人一人が、LAのカルチャーやHip Hopという音楽を通して、黒人社会にとって、そしてアメリカにとっても重要なメッセージをつないでいく様な選曲でもあり、アメリカ人の多くの人に感動をもたらした歴史に残るショーとして長く語り継がれるでしょう。