元スニーカーSHOP店員が厳選【スニーカー防水スプレー5選】使い方や効果、100均アイテムまで徹底解説

元スニーカーSHOP店員が厳選【スニーカー防水スプレー5選】使い方や効果、100均アイテムまで徹底解説

スニーカーを清潔なまま長持ちさせる必須アイテムといえば「防水スプレー」。

スニーカー用の防水スプレーはたくさん販売されていますが「どれが良いのか分からない…。」という方も多いでしょう。

そんな方のために、元スニーカーショップ店員の中嶋さんにおすすめのスニーカー防水スプレーと使い方を解説していただきました!

注意点などもまとめてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

元スニーカーショップ店員中嶋さんについて
NIKEやAdidasなどのスニーカーやアパレルを取り扱うセレクトショップ「CORNERS SPORTSAUTHORITY」にて2年間勤務。 趣味はサッカーとスニーカー収集。 NIKE信者。 スニーカーショップで得た知識を1人でも多くの方に発信するためライターとして活動中。(中嶋さんプロフィール)

スニーカーに防水スプレーをするべき理由

中嶋さんいわく、防水スプレーは「スニーカーを清潔なまま長持ちさせる効果がある」とのこと。

水だけではなく、他の汚れもつきにくくするため、シミや黄ばみからスニーカーを守ることができるそうです。

仮に汚れがついていても防水スプレーをかけていれば、簡単に汚れを落とすこもできるとか。

逆に防水スプレーをしないと、ちょっとした汚れでも落とすことができなかったり、シミや黄ばみ等が原因で、スニーカーが悲惨な姿に変わってしまうことも十分にありえるようです。

そのため、お気に入りのスニーカーには必ず防水スプレーを使用することをオススメします!

防水スプレーの種類と選び方

防水スプレーにはいくつか種類があります。

スニーカーに使用する場合は使用されている成分に注意する必要があります。

どの成分を使用している防水スプレーを選ぶと良いのか、おすすめとNGの特徴もあわせてご紹介します。

「フッ素系」か「有機系」の防水スプレーを選ぶ

スニーカーに防水スプレーを使用する場合は主成分が「フッ素系」か「有機系」を選ぶのがベスト。

どちらも防水効果はありつつ、スニーカーを傷めない素材のスプレーです。

それぞれの特徴は以下の通りです。

「フッ素系」防水スプレー

革の繊維に水の分子よりも細かいフッ素樹脂を浸透させ撥水させます。

分かりやすく例えると「繊維の1本1本にフッ素樹脂が乗っている状態」。

そのため、通気性が良く、シミになりにくいです。

「有機系」防水スプレー

安全性にこだわっており、危険な化学物質や研磨剤を出来る限り使用していない製品を指します。

分かりやすく例えると農薬や科学肥料に頼らず作られている「有機野菜」です。

それと同様の考え方になり、成分がほぼ全て自然原料なので「身体にも環境にも優しい防水スプレー」ともいえます。

スニーカーにNGなのは「シリコン系」の防水スプレー

「シリコン系」の防水スプレーは、スニーカーへの使用をおすすめできません。

理由は3つあります。

「シリコン系」防水スプレー

・表面をすばやくコーディングできるため、即効性はありますが、通気性が失われてしまう。

・革素材を使うスニーカーに使用すると、シミになる場合がある。

・シリコン素材の特徴上、白系のスニーカーに使用すると変色の原因になる場合がある。

このように、シリコン系の防水スプレーをスニーカーに使用することはスニーカーの劣化を進めてしまう恐れがあります。

大切なスニーカーには使用しないようにしましょう。

「フッ素系」「有機系」防水スプレーが使用可能な素材

「フッ素系」「有機系」防水スプレーであれば、基本的に以下の素材で使用可能です。

・天然皮革
・合成皮革
・キャンバス生地
・ナイロン
・スウェード
・ヌバック

しかし、「爬虫類の皮革」には使用してはいけません

使用した場合、黄ばみをおこし劣化させてしまう恐れがあります。

爬虫類の皮革に防水スプレーをしたい!という方には爬虫類皮革防水スプレー コロニル エキゾチックスプレーがおすすめ。

模造・天然爬虫類革製品(ワニ・トカゲ・ヘビ・オーストリッチ)等やデリケートレザー製品に使用することができます。

元スニーカーショップ店員が厳選!おすすめのスニーカー用防水スプレーTOP5

ここからは元スニーカーショップ店員の中嶋さんが厳選したおすすめのスニーカー用の防水スプレーを5つピックアップ。

防水スプレーに最適なスニーカーの素材やスプレーの種類も合わせて解説します!

1. 世界で1番売れている防水スプレー!「Crep Protect(クレップ プロテクト)」

元スニーカーショップ店員の中嶋さんが1番おすすめしたいスニーカー防水スプレーは、「クレップ プロテクト 」。

世界で最も販売されているシューズ用防水スプレーとしても知られており、納得の機能性と人気度。女性にもおすすめの商品です。

Crep Protect  RAIN&STAIN PROTECTOR

価格:¥2,200(税込)
容量:200ml
タイプ:ガス
種類:フッ素系
持続時間:約4週間

〈おすすめポイント〉

多くの防水スプレーの場合、スプレーを振りかけて1時間〜半日スニーカーを乾かす必要があります。

しかし、クレッププロテクトは、わずか30分で完全にスニーカー表面をコーディングしてくれます。

さらに他の防水スプレーでは防げない油汚れや黄ばみも防いでくれるため、「防汚スプレー」と呼ぶのに相応しいと世界的にも評価が高い防水製品です。

また、こちらはスニーカーだけでなく、ブーツや合皮のハンドバック、日傘、ライダースジャケットなど、さまざまな製品に使用することができるため女性にもおすすめ

「お気に入りのファッションでお出かけしたいけど、雨だしどうしよう…。」といった、お天気に不安な日でも、外出30分前にスプレーを振りかければ、汚れや雨のことを心配せずにお出かけを楽しむことができます。


2. 有機素材を使用「JASON MARKK REPEL SPRAY (ジェイソンマークリペルスプレー)」

近年、世界中で爆発的な人気となっているスニーカークリーナーブランド「ジェイソンマーク」。

身体にも環境にも優しい防水スプレーです。

JASON MARKK REPEL SPRAY

価格:¥2,200(税込)
容量:159.7ml
タイプ:ミスト
種類:有機系
持続時間:約4週間

〈おすすめポイント〉

とにかく安全性にこだわって作られています。

危険な化学物質や研磨剤を出来る限り使用せず、成分の9割以上が自然原料なので「身体にも環境にも優しい防水スプレー」です。

簡単に振りかけることができる「プッシュスプレー」は手につきにくく、機能性も抜群です。

3. 合皮素材のスニーカーに最適!「アメダス 420」

皮革にめっぽう強い!色々な素材にも使える優れもの!

COLUMBUS AMEDAS

価格:¥2,200(税込)
容量:420ml
タイプ:ガス
種類:フッ素系
持続時間:1~2週間

〈おすすめポイント〉

繊維の1本1本にフッ素樹脂をコーティングしてくれる「アメダス 420」。

合皮や天然皮革など素材の柔軟性・通気性を損なうことなく、雨や雪、ホコリなどから汚れを防ぎます。

防水の他に、油からの防汚効果が高いのも人気の理由。

スニーカー以外にも傘やカッパ、アウター、ズボンの裾などにも使える汎用性の高い防水スプレーです。


4. レザー素材にはこれ!「MARQUEE PLAYER(マーキープレイヤー)」

これぞメイド・イン・ジャパン!安心の日本製で、機能性も利便性も抜群!

MARQUEE PLAYER SNEAKER WATER REPELLENT KEEPER

価格:¥2,200(税込)
容量:420ml
タイプ:ガス
種類:フッ素系
持続時間:1~2週間

〈おすすめポイント〉

2015年に東京で本格的始動したスニーカーケアブランド「マーキープレイヤー」。

水汚れを防止するのはもちろん、通気性を最大限保つ絶妙なバランスを誇っていることから「撥水スプレー」と呼ばれています。

「撥油効果」もあるので、スニーカーが汚れにくくなり、汚れても拭き取りやすくなる防汚性も高いです。

スプレーの噴霧自体も拡散し過ぎないように調整されていたりなど、トータル的な機能性、利便性が強く支持されています。

「マーキープレイヤー」はレザー生地のスニーカーにもおすすめです。

レザー素材のスニーカーは足が蒸れやすいのですが、マーキープレイヤーはどんな素材でも1つ1つの繊維に細かな粒子をちりばめ防水機能をコーディングしてます。

そのため、「通気性」を損なわずに普段どおりの履き心地を提供してくれます。

5. スエード素材の強い味方!「Collonil LEATHER PROOF(コロニル レザープルーフ)」

起毛皮革製品を汚れや水から守り、美しさを際立たせる!

1909年にドイツで誕生したレザーケアブランド「コロニル」。

Collonil LEATHER PROOF

価格:¥1,980(税込)
容量:250ml
タイプ:ミスト
種類:フッ素系
持続時間:1~2週間

〈おすすめポイント〉

スエードヌバック等の起毛皮革及びスムースレザーとのコンビ製品に最適な防水スプレーを展開しています。

特に、この「コロニル レザープルーフ」は スエード素材のスニーカー相性が抜群です。

濃縮されたフッ化炭素樹脂が皮革繊維に深く浸透し、水や汚れの浸透を防ぐため、起毛皮革の美しい風合いを維持してくれるからです。

さらに皮革の柔軟性や通気性は損なわないので、履きやすさもキープされます。

スエードはもちろん、スバックなどの起毛革製品に最適な保革効果の高い防水スプレーとして名を馳せています。


【番外編】100均でも買える防水スプレー!? 「WATERPROOF SPRAY(ウォータープルーフスプレー)」

100均で手軽に防水できる神コスパ!

セリアの防水スプレー「WATERPROOFSPRAY」

photo via : cuty

Seria:WATERPROOF SPRAY(フッ素)

価格:¥110(税込)
容量:70ml
タイプ:ガス
種類:フッ素系
持続時間:不明

〈おすすめポイント〉

Seria (セリア)の様な100円ショップで購入することができる「ウォータープルーフスプレー」。

傘、衣類や靴に使用することができる優れもので、何よりコスパが素晴らしいです。

「少量だけ防水スプレーを使いたい!」という方にぴったりです。

ただ、本皮、合皮、一部のゴム製品に使用できません。使用してしまうと変色の恐れがあります。

重要な注意点としては、必ず屋外で使用すること。

「吸い込むと有害 屋外での使用」と缶に記載されているので、使用の際は必ず守りましょう。

防水スプレーの使い方・手順

それでは、防水スプレーをどうやってスニーカーにかけて、使うかを解説します。

防水スプレーの製品によっては、若干乾燥時間や手順が異なることもありますが、Crepの使い方を元に、一般的にも使える方法をまとめました。

また、有名スニーカーYoutuberさんの MARQUEE PLAYERを使ったスプレーの使い方説明動画も参考にしてみてください。

 

 

【手順1】キレイにしたスニーカーを用意

防水スプレーを振りかけたいスニーカーをキレイな状態にしておきます。

汚れがある場合は、汚れを落としておくことが重要です。

汚れがある状態で防水スプレーを振りかけると、「汚れを閉じ込めてしまう」原因になり、スニーカーが傷む可能性があります。

【手順2】スニーカーから30cmほど離して防水スプレーを振りかける

スニーカー全体に振りかけるように「30cmほど距離」をとって防水スプレーを振りかけます。(※必ず屋外で行うこと

1点に集中して振りかけると「ムラ」ができる恐れがあるので注意しましょう。

【手順3】30~60分程度乾かす

防水スプレーを振りかけたスニーカーは30~60分程度乾かすようにします。

しっかりスニーカーの表面を乾かすことで「防水効果」が発揮します。

【手順4】もう一度防水スプレーを振りかける

乾いたスニーカーにもう一度防水スプレーを振りかけることで、防水機能が2層にコーディングされ、より防水効果を高めることができます。

防水スプレーの注意点

スニーカーを水や汚れから守ってくれる防水スプレー。

とても便利ですが、間違った使い方をすると取り返しのつかない状況に陥ってしまいます。

例えば過去にこんな事件が起きました。

自宅の浴室でカッパや登山用品に防水スプレーをかけていた男性が、密閉された空間で防水スプレーを吸ってしまい亡くなってしまいました。

この悲しい事件の原因は「有害な樹脂」を吸ってしまったことです。

防水スプレーにこの樹脂が含まれていると、肺に付着して酸素が上手く取り入れられなくなるのです。

そのため、防水スプレーは「必ず外で使用」してください。

近年、危険な化学物質をほとんど使用していない防水スプレーもありますが、同じように外で使用するべきです。

他にも、小動物の周りで防水スプレーを使用すると即死する恐れがあるので、ペットを飼っている方も十分に気をつけましょう。

防水スプレーで安心してお出かけしましょう!

今回の記事では、元スニーカーショップ店員の中嶋さんによる「スニーカー防水スプレーのおすすめ商品と使い方」をご紹介しました。

お気に入りのスニーカーに防水スプレーをすることで、靴の汚れを気にせずお出かけを楽しむことができます。

使用すると心に余裕が生まれ、お出かけもさらに楽しいものになると思います!

「お気に入りのスニーカーの汚れを気にせずお出かけを楽しみたい!」そんな方は、ぜひ今回オススメした防水スプレーを使ってみてください!

SNKRGIRL編集部
SNKRGIRL編集部
神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

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