菅義偉官房長官が今日4月1日、首相官邸で行われた記者会見で新元号「令和(れいわ)」を発表しました!
予想されている中で"安"という文字が使われるのではという意見や、今まで使われてきた漢字が使われるのではといった声など、様々な予想が飛び交っていましたが、今回発表された新元号の"令"という字は今までに使われたことがない全く新しい一文字でしたね。天皇の退位に伴う改元は憲政史上初めてとなるので、新しい時代にふさわしいようにも思えます。アルファベッド表記では「R」と示されるそうです。
「令和」の出典は万葉集で、日本の古典からの引用は248番目の元号にして初めてだそうで、意味深い元号です。引用されたという万葉集三十二首の序文に書かれた梅の花の詩には『初春の令月にして気淑く風和ぐ梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす』とあり、令月には「事始めに素晴らしい月、めでたい月、嘉辰令月」という意味があるそうです。「和」の文字には「和やか、穏やか、やわらぐ」といった意味があり、新元号の「令和」には「穏やかで幸福な世が始まること」への願いが込められているようですね。
文字や由来、発音したときの響きなど、それらがもたせる印象や雰囲気すべてを考慮して、そのたった二文字にこれからの時代を背負わせるということは簡単ではありませんが、由来を知ることで「令和」という時代がさらに楽しみになります。あと残り1か月で幕を閉じる「平成」の世を、1日1日大切に過ごしていきましょう!
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