超有名オークションハウス「Sotheby's (サザビーズ)」のオークションに出品された、マイケル・ジョーダン本人の直筆サイン入り「AIR JORDAN 1 (エアジョーダン1)」オリジナルモデルが、スニーカー史上最高額となる約6000万円 ($)で落札されという衝撃のニュースが発表されました。
オークションにかけられたのは、Michael Jordan(マイケル・ジョーダン) がNBAでの現役時代1年目に使用したと言われる「AIR JORDAN 1 “CHICAGO”」 (エアジョーダン1 "シカゴ") 。
1985年発売のエアジョーダン シリーズのファーストモデルとしても知られており、
当時のディレクターPeter Moore (ピーター・ムーア) がデザインし、ジョーダンブランドの象徴であるウィングロゴとシカゴブルズのチームカラーであるレッド/ホワイト/ブラックを配したナイキの代表的スニーカーの1つであり、スニーカーの歴史上最も権威のあるスニーカーの一つと言えます。
85年リリース時にも超人気であっため、転売も横行し、Nikeは生産量を増やし転売を防ごうとしましたが、その結果、価格が20ドルまで下がるほどのセールス状態となってしまったという逸話もありますが、その後計4回復刻され、それぞれの復刻モデルに構造やロゴなどに多少違いがあっても、その度ファンを熱狂させる、不朽の名作といえる特別なスニーカーモデルであるだけに、今回のオークションには多くの注目が集まりました。
5月8日(NY現地時間)にオークションにかけられ、17日まで開催。
当初予想されていたの落札額は10万〜15万ドル(約1,070万円〜1,600万円)でした。
今回のオークション出品者は、有名なNikeコレクターでラスベガスに“Shoezeum” (シュージアム) という博物館を所有する Jordan Michael Geller(ジョーダン・マイケル・ゲラー)氏。
2020年5月初旬、アメリカではESPN/世界各地ではNetflixで配信されているマイケル・ジョーダンのドキュメンタリー「The Last Dance : ラストダンス」が公開されたタイミングで、『Sotheby’s』のeコマース開発ディレクター Brahm Wachter(ブラーム・ワクター)氏がゲラー氏に連絡、オークションの開催が決定しました。
HYPEBEAST (ハイプビースト)によれば、このAJ1には1985年の2月から4月にかけて『Tony Yang(トニー ヤン)』工場で製造された希少サンプルを意味する製造コード “850204 TYPS”が明記されており、1985年10月29日にMJが足首を骨折し、レギュラーシーズンの多くを欠場したことを考慮すると、本モデルはおそらく1985年2月から10月29日にかけて着用されたものだと推測されるとのこと。
今回出展のエアジョーダン1は、ユニークな事に左右のサイズが違います。
マイケル・ジョーダンは、そのNBAキャリアを通して左右それぞれ違うサイズの靴を履いていたといいます。
マーケットで販売されるエアジョーダン1と違い、今回のエアジョーダン1は赤いシューレースが結ばれている事も特徴です。
マイケル・ジョーダンは時として、爆発しそうな熱い感情と共に赤いシューレースでコートに立つこともあったとか。
「ジョーダンが神になった試合」とも言われるボストンガーデンアリーナでのセルティックス戦で、NBAプレイオフ史上最高得点の63点を、3ポイントシュートなしで2ポイントのショットとフリースローのみという大量得点をマークした際も、この赤いシューレースで試合に望んでいたそうです。
現役時代のマイケルジョーダンが試合後にスニーカーにサインした際、多くの場合ボールサインペンを使用していました。
それは、時が経つにつれて擦れて消える箇所があったりします。
また、サインのスタイルや筆跡から、85年当時のマイケル・ジョーダンの本物のサインである事がわかります。
マイケル・ジョーダンのキャリアの中でも重要な時期に履かれ、その輝かしい栄光を共にした一足。
ジョーダンが残した功績や世界への影響力を考えると、この一足には約6000万円という値段以上に様々な価値が含まれている気がします。
30年以上経った今でもジョーダンブランドの躍進は止まる所を知らず、今後更に名作スニーカーにこの様な価値がついていくのではないかという期待も高まりまるのではないでしょうか。
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