ナイキの《エアリフト(Air Rift)》は毎年確実に春夏シーズンではスポットライトを浴びていますが、今年もまたさらに注目のラインナップ!
1996年に登場したこのモデルは、足袋のように割れたトゥや軽量な構造が特徴的な“ベアフットランニング”シューズとして、当時は未来的とも言える存在でした。そのエアリフトが、いま再びファッションシーンの最前線で花咲き続けているのは、決して偶然ではありません。
2025年春夏のキーワードとして注目を集めている「バレエコア」や「コケットコア」といった美学。その流れの中で、ナイキが打ち出した最新作《Air Rift “Buckle Strap”》がこちら。
まさにそのトレンドの文脈を体現するような一足です。

オールブラックのボディに、バックル付きのレザーストラップを3本大胆にあしらったこのモデルは、これまでのエアリフトの概念を一度壊して再構築したようなデザインが印象的。
アッパーには滑らかなブラックレザー、ライニングには伸縮性のある素材を使用し、全体をモダンでミニマルにまとめています。ダブルストラップが特徴的なストラップのディテールは、前足部に2本、かかとに1本。足をしっかりホールドしながらも、エッジィでファッション性の高いシルエットを生み出しています。また、レザーパネルの縁にはギザギザとした曲線が施され、どこか花びらのような繊細さも漂います。ピンクとイエローの桜モチーフのアクセサリーが添えられているのも、ナイキらしい“遊び心”がみられます。


クラシックな要素と前衛的なアプローチを共存させた、アートピースのような仕上がりともいえ、Simone Rochaを思わせるようなフェミニンで少しダークなニュアンスも含んでおり、まさに「バレエコア×ゴシック」の美しい融合を感じさせます。
以前登場したリボンレース仕様のエアリフトも記憶に新しいですが、今回の「Buckle Strap」モデルはそれ以上に構造的で、視覚的インパクトにも富んでいます。
"バレエスニーカー戦争"とも言えるトレンドの流れの中で、ASICSの足袋型、PUMAやadidasのメリージェーン型といった各ブランドが存在感を示す中、ナイキはそれらの要素を鮮やかに統合してみせています。
エアリフトというキャンバスがあったからこそ、ここまで自由で美しい“ピルエット(旋回)”が成立したのかもしれません。
日本では6月12日に、ナイキ公式やアトモスピンクなどの正規販売店でも発売予定!
詳しい購入情報は随時更新していきますので、お見逃しなく☆
