2003年に誕生し、2025年に復刻されたナイキ ACG ファサード(Nike ACG Phassad)。テント構造から着想を得た独自デザインや実用性で知られる名作が、23年ぶりに帰ってきました。本記事ではPhassadの特徴、復刻カラー、そしてなぜ今注目されるのかを詳しく紹介します。
テントを履くような発想

Phassadのいちばんの特徴は、シューレースをすっぽり覆うシュラウド構造。テントのフラップから着想を得たと言われており、バックルをパチンと留めると一気にフィット感が整う仕掛けです。
「靴にテントの要素を持ち込む」。聞いただけだと突飛に思えるかもしれませんが、実際に履いてみると、泥や小石をシャットアウトしてくれる実用性に驚きます。そして何より、その独特のルックスが街でも映える。アウトドアとストリートの境界線を軽々と飛び越えるのが、Phassadの真骨頂です。
2003年から2025年へ

オリジナルが登場したのは2003年。当時はACGが“ただのアウトドアライン”にとどまらず、デザインで攻める姿勢を見せ始めていた時代でした。Phassadもまた、その象徴のような存在でしたが、長らく復刻はされず、知る人ぞ知るモデルになっていきます。
そして2025年。ついに約23年ぶりの復刻が実現。**「Yellow Zest」と「Cave Stone」の2色が発売され、さらにこの秋には鮮烈な「Hyper Pink」**も控えています。まるで眠っていた伝説が現代に呼び戻されたような出来事です。
「特別」な一足の理由

数あるACGの中で、なぜPhassadがこれほど話題になるのか。理由はシンプルです。
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テントから着想を得た、唯一無二のデザイン
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23年のブランクを経て復刻された希少性
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機能性とファッション性を兼ね備えた存在感
アウトドアシーンでは頼もしい相棒に、街では視線を集めるアクセントに。どちらの顔も持つからこそ、復刻がこれほど熱く迎えられているのでしょう。