1900年代初頭、アメリカで女性参政権運動や女性労働者運動が始まります。
当時ニューヨークでは、縫製労働者によるストライキが起こり、女性の労働条件の改善などを訴えたところから端を発し、そこから婦人参政権を求めたデモが起こり始めます。
そういった女性による運動に敬意を表し、アメリカ社会党がこの日を「全米女性の日」としました。
また、1910年にコペンハーゲンで開催された女性による国際会議でも、この女性デーという日を世界的なものにしようという意見が、全会一致で賛同されています。
こうした動きは更なる広がりを見せており、興味深いことにロシアで起こった「2月革命」は女性労働者による運動から始まったといわれています。
その後の1975年、国連によって3月8日は「International Women’s Day (国際女性デー)」として制定されました。
「国際女性デー」は、女性の権利と社会的地位向上に向けて闘った多くの女性を称え、その歴史を認識し、女性であることに感謝し、敬意を表し、そしてお祝いする日として、世界各国で様々なイベントが開催されています。
また、アメリカでは3月を女性史月間にも制定されていて、1ヶ月を通してこの女性史という歴史を学び、ジェンダー問題や女性の権利について考えることによりフォーカスした機会を、学校やメディアや様々な団体により設けられています。