東京・日の出駅付近で発見されたBanksy (バンクシー)による作品は本物か否か!?

1月17日に小池百合子都知事がツイートしたことで話題を呼んだ、覆面アーティストBanksy (バンクシー)が描いたかもしれないネズミの作品。

この作品は東京都・日の出駅付近にある防潮扉に描かれていたそうです。このツイートは今年1月17日に投稿されたものですが、2013年に更新されたGoogle ストリートビューでも確認できるそうで、かなり前からそこにあった可能性もあるそうです。ラット (ネズミ)が傘をさしている様子は、日本の原発問題を風刺的に描いたものなのではないかという声もあるようですがバンクシー本人のみぞ知るという謎ですね。東京都は本物かどうかの調査をするため、現在この防潮扉を撤去し、倉庫で保管しているとのことです。

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しかし東京入国管理局は以前から「落書きはやめましょう」という呼びかけをしていたこともあり、この対応の差には批判を持つ人もいるというのが現状です。なぜバンクシーだけが公共の壁や物に描くことが許されるのか?バンクシーは、ストリート・アート、パブリック・アート、政治活動家として評価されていて、オークションで高値で取引されるほど評価されているアーティストです。実際、バンクシ―のグラフィティは合法ではないのですが、「彼のみ許可される」ようなものが存在しているという不思議な存在です。オークションで、1億5000万円もの値段で落札された瞬間、額縁に仕込まれたシュレッターで作品が切り刻まれるといった出来事で「バンクシー」という名前を最近聞いたという人もいるのではないでしょうか。斬新で独自の世界観を持った作品は多くの人に愛されています。

本物かどうかはいまだに判明していませんが、バンクシーのオフィシャルサイトに投稿されている写真と照らし合わせると、ぴったり一致するという声もあります。今後の展開にも注目したいトピックです!

 

出典:

朝日新聞デジタル | バンクシー、東京に現る? 防潮扉に絵を発見、都が調査

Banksy オフィシャルサイト

美術手帖 | バンクシーは、なぜ作品を切り刻まなければならなかったのか?

SNKRGIRL編集部
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神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

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