SNKRGIRL編集長:光永さんはスニーカーも好きですが、お笑いとスニーカーを絡めることはあるんですか?
正直ないですね。
男芸人さんが中心にいるスニーカー同好会が元々あったのですが、女子のスニーカー好きって元々活動されてた男芸人さんたちのスニーカー同好会と少し違うかもと思ったんです。
女子のスニーカー好きってファッションが好きで、その中のスニーカーも好き、みたいな人が多くて私もその部類なんです。
やっぱスニーカー好きの男性って「これは何年前の◯◯で」みたいな、スニーカーの歴史や知識まで追求した“オタク”が多いと感じてるんです。
一緒に仕事する時とかに、スニ女子会のメンバーはその部分の知識は分からなすぎて、ついていけないってなったりとか。
例えばアントニーとかが「これは大事なスニーカーなんで」って言って、そのスニーカーを密閉してサランラップみたいなので包んでるのを見て「なんやねんそれ、捨てーや」みたいなそうゆうイジリはしたりしますね(笑)
でも、このスニーカー変やなとかイジるみたいなのはないですね。
そんなのがあるんや、面白いな!って思うぐらいで、ネタにするみたいなのはないですね。
SNKRGIRL編集部:プライベートでもスニーカーをネタにして笑いにするってこともないんですか?
とんでもなく変なスニーカーが出てきたら、「そういう靴どうやって履くねん!」みたいな話題にはしますね(笑)
昔パリコレかどこかで発表された靴だと思うんですけど、ソールがあるけど、ほぼ浮いてて...靴と靴が重なってるみたいな面白い靴があったんですよ。
スニーカーだったかは分からないですけど、そういう靴とかは話したりします。
でも、「これは作品なんやな」「これだけ自由を利かせられるのって面白いな」とかそういった視点です。
スニーカーに関してネガティブな印象がなくて、全てに対して肯定的な人が多いかもしれないです。
だから、そこまでスニーカーだけを取り上げてツッコむみたいなのは考えた事ないかもしれないですね。
SNKRGIRL編集長:そうなんですね!それで言うと、編集部内ではスニーカーをとことんいじり倒すことはよくあって(笑)ワイワイ言いながら話したりとかしてるので、お笑いのことを常に考えてらっしゃる芸人さんだと、スニーカーもいじることとかもあるのかなと勝手に想像してました。
私の場合はですけど、さっき言ったように女子そこまでそのスニーカー好きやけど、細かいところまで追ってるオタクじゃないから、いつリリースされたとかは結構追えてないところがあるんですよ。
だから、もしそれをすごく追ってて自分の中でめっちゃスニーカーあるあるとか、はちゃめちゃに知識があれば、もしかしたらやってるかもしれないですね。
ネタにしようと思ったら出来るかもしれないですが、私はそんなに知識があるわけではないので、ネタにしようと思った事がなかったです。
SNKRGIRL編集長:それでは、スニーカーはスニーカー、履く事を楽しむっていうことは、光永さんにとってはお笑いと関係ないんですか?
全く別かもしれませんね。
ネタ中、みんな各々のコント中は演技しないといけないので、やっぱり奇抜なスニーカーを履いてると、役とは別のところで「いや、スニーカー派手!」って意識が向いちゃうとコントの内容が入って来ないじゃないですか。
なので、結構別物として認識してることが多いかもしれないです。
他のスニーカー好き芸人も、私服の趣味として楽しんでる人がほとんどだと思いますね。
SNKRGIRL編集長:なるほど、そこは笑いのネタじゃなくて、純粋に好きという気持ちが大きいんですね。
お笑いというよりかは、想像したものを創ってるという部分への“リスペクト”があるかもしれないです。
続きはこちら>> “光永(ひなた)”特別インタビューVol.2