日々のコーデに欠かせないスニーカーですが、お手入れや洗い方に困ったことはありませんか?
汚れたスニーカーは見た目が悪いだけではなく、劣化の原因にもなります。
この記事では、洗えるスニーカーの特徴から失敗しない洗い方、さらに汚れを落とすのに便利なおすすめアイテムまでまとめてご紹介します。
使う頻度が多いほど汚れてしまうスニーカーですが、洋服のように気軽に洗えるイメージがないものです。
実は洗い方のコツや注意点を抑えると、簡単に綺麗に保つことが出来るんです!
すぐにスニーカーの洗い方を知りたい方のため、3つのポイントに的を絞り解説します。
スニーカーは素材によって洗い方が異なります。
ただし、どの素材のスニーカーも洗う前に靴底やスニーカー表面の汚れを落とす事が大切です。
土や砂、泥といった汚れをブラシや歯ブラシなどを使用して事前に落としておくと、その後の工程が楽になります。
つけおき洗いの手順は以下の通りです。
1. 40度ほどのぬるま湯1Lに対し、粉末洗剤5gを入れて溶かす
2. 30分ほどつけおきする
3. 汚れている部分をブラシでこすり洗いする
4. ゴム製のソール部分はメラミンスポンジでこすり洗いする
5. ぬるま湯ですすぐ
6. 靴の中にタオルをいれて型崩れを防止した後、洗濯機で脱水した後、乾かす
つけおき洗いに使用する洗剤は黒ずみ汚れに効果を発揮する、弱アルカリ性の粉末洗剤を使用しましょう。
キャンバス素材や天然繊維(コットン、麻など)、合成繊維(ポリエステル、ナイロンなど)などは、つけおき洗いが可能です。
ただしつけおき洗いに適していない靴もあるので、洗う前に一度確認すると安心でしょう。
スニーカーから取り外した靴ひもを、石鹸や中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れ、もみ洗いをします。
さらにブラシや歯ブラシを使用し、汚れている部分をこすり洗いをしましょう。
しつこい汚れの場合は、漂白剤を溶かしたぬるま湯に、洗った靴ひもを入れて1~2時間つけおきします。
そして漂白剤から取り出し、洗剤で洗い、風通しの良い日陰において乾かしましょう。
スニーカーの靴ひもを洗う時は、紐の色によって使用する漂白剤の種類に注意が必要です。
白い靴ひもであれば塩素系漂白剤、色付きの靴ひもであれば衣類用の酸素系漂白剤を使用しましょう。
スニーカーを洗うとき、手洗いで時間や手間がかかるイメージがありませんか?
「洗濯機で丸洗いが出来たら…」と思ったことがある人もいるはず。
次に洗濯機でスニーカーは洗えるのか、注意点やポイントを紹介します。
スニーカーの素材と洗うコツさえ注意して守れば、スニーカーは洗濯機でも洗えます。
ただし、色の濃いスニーカーは色落ちや、一緒に洗うスニーカーへの色移りといったリスクがあるので気をつけましょう。
すべてのスニーカーが洗濯機で洗えるわけではありません。
洗える素材として挙げられるのが、キャンバス生地・ナイロン系、ポリエステルなどの合成繊維・コットン、麻などの天然繊維。
反対に洗えないのが、天然皮革(本革)・合成皮革・起毛革(スエード、ヌバックなど)です。
革製の素材は水に弱くデリケートなので洗濯機で丸洗いするのは難しく、判断に迷ったときは、手洗いをおすすめします。
靴を洗う前に、洗濯表示などもよく確認しましょう。
コインランドリーの靴用洗濯機は、内側に専用のブラシがとりつけられている場合が多いので、スニーカーをしっかりとこすり洗いしてくれます。
洗濯から脱水、なかには乾燥までできるものまであるので、自分で洗うのが面倒な方や手間と時間を短縮したい方におすすめ。
洗濯機に入れる前に、土や泥、砂といった汚れは必ず落としておきましょう。
汚れが付いたまま洗濯機に入れてしまうと故障の原因にもなります。
洗濯機でスニーカーを洗う場合は、適量の洗濯洗剤を入れます。
粉末は靴の中に残りやすいので、液体洗剤がおすすめです。
もし洗濯機に専用のブラシがついていない場合は、靴用洗濯ネットを使用しながら通常コースで洗うのが一般的。
水の量を多めに設定すると、洗濯機にかかる負担を減らせるでしょう。
洗った後は、洗濯機からスニーカーを取り出し干します。
天日干しでも陰干しでも良いですが、風通しが良いところが望ましいです。
なかにはスニーカーを洗った後、同じ洗濯機で衣類や下着を洗いたくないと思う方もいるかもしれません。
そんな時は、洗濯槽クリーナーで掃除するのがおすすめです。
続いて、素材別にスニーカーの洗い方を紹介します。
一括りにスニーカーといっても、モデルによって使われている素材も違い、素材によって適した洗い方も異なります。
代表的なキャンバス生地やスエード、レザー素材まで、それぞれのスニーカーを洗う時のコツ・注意したいポイントも合わせてチェックしましょう。
キャンバス地のスニーカーの代表格と言えば、Converse (コンバース)の王道モデル All Star (オールスター)や Vans (バンズ)でしょう。
カジュアルなデザインで比較的手頃な価格で手に入るキャンバス地のスニーカーですが、汚れがつくと布に染みつき、落ちにくいといった難点があります。
そこでお湯に弱アルカリ性の粉末洗剤を溶かした後、スニーカーを入れて30分ほどつけおきます。
全体はブラシで、ソールなどゴム製の部分はメラミンスポンジでこすり、ぬるま湯ですすぎ洗いをしましょう。
キャンバス地は綿素材のため洗うと縮む場合もありますが、着用する中で元に戻っていきます。
上手にタオルを活用することで、型崩れ防止にもなります。
スエード&レザー素材のスニーカーと言えばNew Balance (ニューバランス)やNike (ナイキ)が有名。
まずスエード部分に専用クリーナーを吹きかけ起毛の奥まで入った汚れを浮き出させます。
そして、浮き出た汚れを布やタオルでふき取り、専用ブラシで毛並を整えましょう。
次にレザー部分の汚れは革用クリーナーを付けた布でふき取り、ソール部分の汚れはメラミンスポンジでこすり落とします。
全体の汚れを洗い落とせたら、風通しの良い日陰で乾かしましょう。
スエード&レザー素材の靴は、定期的に防水スプレーをかけると汚れが付きづらくなるのでおすすめです。
メッシュ素材を使ったスニーカーといえば、ランニングシューズやadidas (アディダス)のYeezy (イージー)も該当します。
メッシュ素材のスニーカーは、洗濯桶に水を入れてスニーカーをつけながら、固形石鹸または洗濯用洗剤を入れて泡立てましょう。
ブラシでこすり洗いをし水ですすいだ後、洗濯機で脱水して、最後に日陰干しで乾かすのがポイントです。
合皮で作られたスニーカーには、adidasのStan Smith (スタンスミス)やNikeのAir Force 1 (エアフォース 1)などがあります。
まず合皮スニーカーは、柔らかいブラシを使用し、ソールと表面の汚れを落としましょう。
スポンジに中性洗剤を薄めた水を含ませながら、泡で丁寧にこすり洗いをします。
タオルで泡をふき取り、固く絞った濡れタオルで残っている洗剤をふき取ります。
メラミンスポンジで落ちきらなかった汚れをこすり洗いをし、最後に、乾いたタオルでふいて完成です。
ある程度の汚れは中性洗剤で落とせますが、ガンコな汚れや黄ばみは落ちにくく、中性洗剤ではキレイにできないかもしれません。
洗剤で洗ってみてもまだ汚れが気になるという時に、試してほしいおすすめ商品がこちらです。
光漂白成分でスニーカーの汚れとニオイを分解し、本来の白さを取り戻します。
泡スプレータイプの靴クリーナーなので、一から泡立てる必要がありません。
「FUJIEI FREDDY LECK」は弱アルカリ性のスニーカー用洗剤。
カフェ&コインランドリーのオーナーが「いつもの洗濯タイムを特別な時間にするために」と作ったランドリーシリーズの商品です。
界面活性剤が含まれているので泡立ちも良く、ガンコな汚れを落とす洗剤を探している方におすすめしたいアイテム。
「OXICLEAN」は除菌・消臭・漂白成分を配合した酸素系漂白剤です。
ぬるま湯にOXICLEANを入れて、スニーカーをオキシ漬けするのがおすすめです。
スニーカーはシュータンやシューレース、ソールなど、さまざまなパーツが組み合わされているため、細かい部分にも汚れが溜まっています。
パーツや溝など、細かい部分の汚れはそれぞれに適切なアイテムを使うことできれいに掃除することが出来ます。
おすすめしたい洗剤に続いて、細かい汚れ落としに特化したシューケア商品を紹介します。
キャンバス地のスニーカー専用のクリーナーです。
消しゴムほどのサイズなので、ポーチなどに入れておけば、外出先でできた汚れもすぐに取れて便利です。
スニーカーのソールは水をふくませ、かたく絞ったメラミンスポンジで汚れ部分を軽くこするだけ。
また先端部分がゴム製でできているスニーカーの場合は、先端部分の汚れもメラミンスポンジで落とせます。
天然のゴムで作られたクレープブラシは、スエード素材のスニーカーはもちろん、ヌバックやムートン、ベロアなどの起毛素材の靴にも使えます。
起毛素材の靴は水洗いができないので、手軽に汚れを落とせるアイテムは重宝するでしょう。
キャンバス地の白いスニーカーについた黄ばみや黒ずみを白く着色するアイテムです。
汚れを落とすのではなく、白く塗り替えるという新しい発想なので、汚れが目立ちすぎてしまったスニーカーも復活できるかもしれません。
靴に防水スプレーをかけることで靴表面がコーティングされ、汚れをはじきます。
コーティングの効果は時間が経過するとともに少しずつ薄れていくので、月1回の頻度で表面の汚れをブラシなどで落としてからスプレーすると良いでしょう。
スニーカーを清潔なまま長持ちさせるには欠かせない防水スプレーですが、さまざまな種類があるのでどれを買うべきか迷う方もいるはず。
「スニーカー防水スプレー特集」では、本当におすすめの商品を厳選して紹介しているので、参考にしてみてください。
スニーカーといっても、素材によって洗い方は異なります。
お気に入りのスニーカーを長く、綺麗に保ったまま使うには、ケアの方法にも注意したいところ。
それぞれのスニーカーに合った正しい洗い方をマスターして、お気に入りのスニーカーを綺麗に長持ちさせましょう。