プロも監修☆サイズ感レビュー付き【話題のニューバランス2002R 特集】特徴からコーデまでまとめて解説

プロも監修☆サイズ感レビュー付き【話題のニューバランス2002R 特集】特徴からコーデまでまとめて解説

New Balanceは1906年の誕生以来、革新的なスニーカーを次々に世に送り出しています。
21世紀に入ってから誕生したモデルである2002Rも、数ある人気モデルのひとつです。

今回は、スポーツメーカー&スニーカーブランドでの経歴をもつフットウェアのスペシャリスト石川氏のアドバイスも交え、New Balance 2002Rの特徴や魅力、コーデなどをまとめてご紹介します。

New Balance 2002Rの特徴

2002Rは、1990年代のランニングシューズのデザインをモダンにアレンジしたレトロランニングデザインが特徴で、ボリューム感のあるデザインと特徴的なパネリングを持っています。

さらに、快適なクッショニングと足へのサポートが優れており、長時間の着用でも疲れにくいです。

 

フットウェア・スペシャリスト石川氏のコメント:

このシューズは、2010年に登場した「MR2002」というモデルからインスパイアを受けたデザインで、
アッパー(靴の上部部分)は重厚感があり、
ソールには高性能な「N ERGY」と「ABZORB」というテクノロジーが組み込まれています。
ミッドソール(靴底の中間部分)には、衝撃を吸収し、反発力もある「エナジー」が使われており、歩く際に足への負担を軽減します。
さらに、衝撃を緩和する優れたクッション性を持つ「アブゾーブ」がソールに追加されているため、履き心地が大幅に向上しています!

New Balance 2002Rの魅力

New Balanceの2000番代シリーズは、21世紀に入ってから誕生した比較的新しいシリーズです。

ここでは、2000番代の3作目となるモデル「2002R」の魅力を紹介します。

【魅力①】待望の復刻商品として登場した「2002R」

2001年から21世紀に突入したことにちなんで、「2000」番台が誕生。

2000番台は生産終了となっていましたが、その中でも復刻を望む声が多く寄せられていた「2002」がアジア製の復刻モデル「2002R」として、2020年に復活を遂げました。

Made in U.S.A.仕様で生産され、2010年に誕生した「2002」のシルエットを継承しつつ、アッパーをヌバックレザーとメッシュ素材で構成することで、

オリジナル同様の重厚感を実現したシルエットに仕上げられているのが特徴です。

【魅力②】最新のテクノロジーを使用した優れた機能性

「2002」オリジナルの要素を受け継ぎつつも、最新のテクノロジーを採用してアップデートされているのも2002Rの魅力。

ミッドソールは「ABZORB」と「N-ERGY」を組み合わせることで、優れた衝撃吸収性と反発性を実現しています。

また、アウトソールには「Nデュランス」を採用し、耐摩耗性を向上させているなど、長時間履いていても疲れにくい抜群の機能性を兼ね備えた1足です。

【魅力③】手に取りやすい価格を実現

New Balanceは安価なものから3万円を超えるモデルまで、価格帯もさまざまな中、900番台やMade in U.S.Aは高価なものが多く、手が届きにくいという面がありました。

そんななか、2002Rではアジア生産に切り替えたため、デザイン性や機能性を維持したまま、1万円台というリーズナブルな価格を実現。

ハイスペックな要素を持ち合わせながらも価格帯を抑えることで、より手に取りやすく、コストパフォーマンスも向上させたという画期的なモデルに仕上げられています。

New Balance 2002Rのサイズ選びのポイント

New Balanceは、幅広い足の形に対応した幅のバリエーションを展開しているため、足の形に合った幅を選びましょう。

通常履くソックスの厚みに合わせてサイズを選ぶのもポイントで、厚手のソックスを履く場合は、通常よりもサイズを1つ大きめを選ぶと良いです。

さらに、New Balanceの公式ウェブサイトはサイズガイドがあり、足の長さに対応した推奨サイズが示されていますので、ぜひ参考にしてみましょう。

 

フットウェア・スペシャリスト石川氏からのアドバイス:

  • ニューバランス 2002Rは、通常のサイズよりも少し小さめの作りです。
  • 通常のサイズよりも0.5 cm大きいサイズを選ぶことをおすすめします。
  • 足が幅広な方は、ハーフサイズ大きいものを選ぶことがおすすめです。

【編集部】サイズ感レビュー

ニューバランス-2002R-サイズ感NewBalance-2002R-sizing

編集部:24.0cm着用

普段のスニーカーサイズ:23.5~24.0㎝
甲の高さ:高い
足の幅:広め
着用モデル:M2002RVC
着用サイズ:24.0cm

【レビュー】
・ジャストフィットしている。足がしっかりとサポートされていてぐらぐらせず歩きやすい。

・土踏まずの部分のサポートはしっかりしている。

・かなり足幅が広いタイプだが、小指が擦れていたい感じはしない 。

new balance 2002R人気カラー

さまざまなコラボレーションでも脚光を浴び、その人気から豊富なカラーバリエーションが展開されている「2002R」。

ここでは、2002Rのカラーラインナップの中から人気のカラーをご紹介します。

グレー系カラー

ニューバランスのブランドを象徴するグレー系カラーは足元の印象が強くなり過ぎず、どんなコーデにも合わせやすいカラーです。

季節を問わずに使いやすく、カジュアルなスタイルや女性らしいスタイルにも馴染みやすいので、デイリーコーデでも活躍してくれること間違いなし。


ベージュ系カラー

ベージュ系カラーは、足元がナチュラルで優しい雰囲気になります。

デニムやホワイトのパンツなどとも相性が良く、カジュアルさに上品さや女性らしさをプラスしてくれるのがベージュカラーの魅力。

足元を強調しすぎないので、全身をベージュやホワイトで統一したワントーンコーデにもおすすめです。


ネイビー系カラー

スポーティで爽やかな印象のあるネイビー系も、定番として揺るぎない人気を誇るカラー。

ブラックほど強い印象になりすぎず、清楚な雰囲気も演出してくれるので大人かわいいスタイルに。

ワンピースやスラックスなどのきれいめコーデにも合わせやすく、使いやすいカラーです。

カーキ系カラー

トレンド感もあり、注目度の高いカラーがカーキ系。

グレーやベージュ同様に、あらゆるコーデや季節を問わずに使いやすいタイムレスな魅力を放つカラーです。

汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイントです。

コラボモデル

Salehe Bembury x New Balance

世界的スニーカーデザイナー Salehe Bembury(サレヘ・ベンバリー)とコラボモデルを発売。

デザインはアメリカアリゾナ州の大自然からインスパイアされており、メッシュやレザーといった異素材の組合せと爽やかな配色が印象的なモデルとなっています。

GANNI x New Balance

カラフルで鮮やかな色使いや大胆なパターンなど、遊び心溢れるアイテムが人気のコペンハーゲン発のブランドGANNI(ガニー)とのコラボモデルも2022年4月に発売。

ブランドの総柄や2000年代初期のスタイルを思わせるカラーリングで“Y2K”のテイストを纏った2カラーが展開されました。

AURALEE x New Balance

日本人デザイナーの岩井良太氏が手掛けるファッションブランド“AURALEE(オーラリー)”ともコラボデザインを発表。

ワントーンのミニマルな配色と巧みな素材アレンジで、AURALEEの世界観がマッチしたコラボならではの1足が注目を集めました。

thsisneverthat x New Balance

韓国のストリートブランドthisisneverthat(ディスイズネバーザット)とのコラボレーションで発売された2002Rは、レトロな雰囲気漂うライトグレー。

New Balanceのブランドを象徴するグレーをメインカラーに、ダークブルーとペールブルーがアクセントとして加わったクリーンな印象の1足です。

注目モデル

New Balance 2002R “Protection Pack” 2022

アメリカ・ボストンのお年寄りが長年愛用したスニーカーから着想を得た、ヴィンテージ感のあるデザインが特徴的な1足。

New Balanceというブランドへの人々の愛着と伝統を感じるデザインから、「ブランドの歴史の中で最も象徴的なものになっていく」との呼び声が高いモデルです。

New Balance 2002R コーデ

抜群の履き心地と、ファッション性を兼ね備えたNew Balance 2002Rは、どんなコーデにも合わせやすいスニーカーです。

ここからは、2002Rのコーディネートを紹介します。

ハーフパンツコーデ

ネイビーとホワイトのボーダーTシャツに、ネイビーのハーフパンツ、ネイビーの2002Rを合わせたコーデです。

ベルトとソックスをブラックにして、アクセントにしています。

ネイビーを基調にした、ボーイッシュで軽快な雰囲気のコーデです。

ワイドパンツコーデ

グレーのニットアンサンブルにホワイトのワイドパンツ、ホワイトの2002Rを合わせたコーデです。

ボトムスと2002Rのカラーを合わせたことで一体感が生まれ、足長に見えます。

また、全体のカラーを2色でまとめたことで、すっきりとしてエレガントな雰囲気になっています。

カラーパンツコーデ

ネイビーブレザーと鮮やかなグリーンのパンツに、ホワイトの2002Rを合わせたコーデです。

インナーとスニーカーのホワイトが、強いカラーのブレザーとパンツに抜け感を出し、全体として爽やかな印象になっています。

シャツワンピコーデ

ピンクのストライプのシャツワンピースにブラックの2002Rを合わせたコーデです。

肩にかけたニットもブラックにしてスニーカーと合わせています。

分量の多いワンピースのカラーは甘いピンク色ですが、ブラックが入ることで甘さが抑えられた大人のコーデになっています。

タイトスカートコーデ

ピンクのTシャツにグレーのジレ、黒のタイトスカートにグレーの2002Rを合わせたコーデです。

エレガントなラインのスカートに、あえてトップスをTシャツ、足元にスニーカーを選んでカジュアルダウンした、おしゃれ上級者のコーデです。

ロングスカートコーデ

白ベースのTシャツにベージュのニットベストとロングスカート、2002Rを合わせたコーデです。

全体がベージュ系のワントーンコーデになっているので、ロングスカートも重たくならずにナチュラルな雰囲気になっています。

まとめ

New Balanceの2002Rは、ハイスペックな機能性を搭載し、なおかつデザイン性にもこだわりを感じるおしゃれなスニーカー。

「2002R」はどんなコーデにも合わせやすく、履き心地の良さも魅力です。

いつものコーディネートの足元に加えるだけで、トレンド感や個性をプラスしてくれる「2002R」をぜひ手に取ってみてください。

専門家監修

ナイキジャパン、アディダスジャパン、デサントなどスニーカー/スポーツ業界に携わり、MDやマーケティングと様々に活動してきた経歴をもつ、靴の製造工程からデザイン製作、販売やマーケティング・プロモーションに至るまで、スニーカーがいかに生み出され世に輩出されるかを熟知する専門家。
小学生の時に父親から譲り受けた、70’sデッドストックのadidas“Country”を皮切りに、スニーカーの虜に。
自身も300足を超えるスニーカーコレクションを誇り、中には世界に1足しかないレアスニーカーや某有名コラボモデルのサンプル版なども所有。
スニーカーの歴史から、専門的な製造背景まで多くを知る正真正銘のフットウェア・スペシャリスト。
Ishikawa interview about sneakers SNKRGIRL 石川 インタビュー スニーカー スニーカーガール
SNKRGIRL編集部
SNKRGIRL編集部
神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

このライターの記事一覧

あわせて読む
SNKRGIRL編集部
SNKRGIRL編集部
神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

このライターの記事一覧