製作年:2013年
監督:アブデラティフ・ケシシュ
上映時間:179分
映画賞・映画祭:カンヌ国際映画祭 パルム・ドール、ロサンゼルス映画批評家協会賞 外国語映画賞、インディペンデント・スピリット賞 外国映画賞、オースティン映画批評家協会賞 外国語映画賞
あらすじ:
運命の相手は、ひと目でわかる──それは本当だった。高校生のアデルは、道ですれ違ったブルーの髪の女に、一瞬で心を奪われる。夢に見るほど彼女を追い求めていたその時、偶然バーでの再会を果たす。彼女の名はエマ、画家を志す美学生。アデルはエマのミステリアスな雰囲気と、豊かな知性と感性に魅了される。やがて初めて知った愛の歓びに、身も心も一途にのめり込んで行くアデル。数年後、教師になる夢を叶えたアデルは、画家になったエマのモデルをつとめながら彼女と暮らし、幸せな日々を送っていた。ところが、エマが絵の披露をかねて友人たちを招いたパーティの後、急に彼女の態度が変わってしまう。淋しさに耐えかねたアデルは、愚かな行動に出てしまうのだが──。
『アデル、ブルーは熱い色』は、主人公アデルの恋愛模様と重ねてゆく日々を丁寧に描いた作品。
劇中でアデルとエマが交差点ですれ違い、お互いに衝撃を受けるシーンには、観ているこちら側も時間が止まるような衝撃を受けるほど、ドキュメンタリー映画のように自然体の様子が印象的。
画面いっぱいに顔が映し出されるシーンも多く、主人公アデルの強く、儚い視線から深い“愛”を感じられます。