【Inspire to Aspire:DANCER TOMO】後編|彼女のマインドや自信に繋がった“経験”、そして今後の夢とは

【Inspire to Aspire:DANCER TOMO】後編|彼女のマインドや自信に繋がった“経験”、そして今後の夢とは

有名アーティストからもオファーが来るNYを拠点に活躍するダンサー「TOMO」さんへの5年ぶりとなるインタビュー後編。

彼女のマインドやSelf-Confidence =自信を築いた“経験”、忘れられない言葉とともに届ける、力強い言葉たちをもらいました。

そして、TOMOさんの今後の目標や夢についても聞いた、リアルで胸に刺さるなストーリーとは。

踊っている時は常に戦闘態勢だった

絶対この人たちと一緒にダンスして、悪目立ちするというか遜色ない私っていうのをイメージしながらとりいにいってるということですよね。踊りも同じですか?

なんならもうその中でも一番頑張るって思っています。

一番目立ってやろうくらいの。本当にずっとそう考えていました(笑)

一時期黒人の男の子のダンサーとかから「お前には”モノ”がついてるだろう!踊りから何から。TOMOお前には絶対ついてるよ。」って言われたこともあります(笑)

それくらいいつも喧嘩するように感じるくらいの踊りというか、戦闘態勢という感じだった。

「HIPHOP」だったんでしょうね。

変な自信じゃないですけど、男から見ても男らしかったんだと思います。

 

攻めまくってたんですね。(笑)

プライベートになると一気に女の子に戻るんですけど、(踊る時は) 攻めまっくてたんです。みんなそうですけどね。

踊るときは常に「みんな殺してやる!」みたいな。全員殺そうとしてた(笑)

*あくまで例えです。

自然と身に付いた“自信”

それをご自身がSelf-Confidence (セルフコンフィデンス) といえるかどうか聞きたかったんですけど、今のこの話全部がセルフコンフィデンスの濃度が濃いというか。

この前日本からテレビの撮影できてたんですけど、結構自分で自分のことをコンフィデンスって話をするのは苦手なんです。

何に自信がありますか? とか。

それはあまり言葉にするのは好きではないし、苦手…なんだけど、結局周りには負けずに踊ってきた。

そこってコンフィデンスがどっかにあるから。いつもその気持ちがあると思うんですよね、自然と。

“経験”が自信になる

例えば、これを見てくれてる日本の女の子とかに対して伝えるとしたら、自信ってなんだと思いますか?

経験。

結局自分がしてきた経験とか、「自分がやってきた」こと。例えば、自分が選んだバイト、レッスンの先生、なんでもいいんだけど、結局自分で決めてる。全部。

誰かに言われてやってるかもしれないけど、誰かに言われたことをチョイスしたのも自分なわけで。

選択肢は常にあるわけだから、その選んできたものがすべて自分の選択なのであれば、それを自信をもってやってくべきだと思います、私は。

それが失敗だと思わなくていいと思う。

なぜなら自分が選んで、失敗したのであれば、「じゃあ次!」でいいじゃん。

その失敗も経験になってくから。

その経験がいっぱい溜まっていけば、ポイントとなって自信につながっていく日が絶対にくるっていうのを、私は思います。

結局自分だから、誰かのせいにしている人は私は嫌いです(笑)

 

例えば今のバイト先本当にヤダ、あの人大っ嫌いって例えば相談されたとしたら、私はまずひと言目に、「じゃあやめれば?」って言うんです。

私結構悩み相談してもらえるんだけど、みんなにグサグサ言ってると思います。

だけど、本当にやめればよくて、次に探せばいいし、選んだのは自分じゃん?みたいな。

全てが“自分”のチョイス

私はNYにきたときに年上の女性に言われてずっと忘れられないことがあって、

「自分のいる場所に少しでも違和感を感じたり、少しでもストレスになったり、やだなと思ったらすぐその場から抜けていいと思う」って。

それを私は聞いたときに、結構気が楽になって、そこから今の自分へ繋がってきたというか。

嫌なものは嫌だし、良いものは良いし、でもそこを選んだのは自分だから、もちろん頑張らなきゃいけない時もあるけど、そういう時は文句言わずにやる。

嫌だったら皆やめればいい。

で、もっといい物をさがして、また次に行けばいい。

その経験が後からきっとわかるんです、あの時私が我慢すればよかったなとか、間違えてたなとか、大した事なかったじゃんとか。

 

経験の積み重ねが自信になるんだよってことですよね。

そう私は思っています。

 

経験の中身は、良い経験という意味の経験ではないということですよね?

そうですね、何でも。なんなら痛い思いしたり傷つく経験した人の方が、他人の心もわかると思うし。

 

例えば、日本の女の人って、結構いろんな経験しているにも関わらず一生自信を持とうとしないというところがある気がしていて、そういう人が多い気がするのはなぜだと思いますか?

まず知りたいのは、身長180cmになったら自信が持てるんですか?って聞きたいですし、あなたにとって自信がつく女性の理想図があるのか?っていうところを聞きたいですね。

どうすれば自信がつく女性になるって思うの?って。

もっとお金があればとか、もっときれいだったら、もっと背が高ければ、細ければとか、いろいろあると思うけど、だったらそこを目指せばいいと思います。

それに対して努力もしていないうちに自信なんてつかないですよ。

人の目を気にしないこと

そうですね〜。みんな自信の持てる自分の姿を求めて化粧品を買ったり服買ったりとかしていますけど、一生なれないのか?っていう。

そんなきれいでも全部叶えているように見えても、まだ自信ないの?みたいに感じてしまう発言とかも聞いたりして、ホント正直疑問です。

私がアメリカに住んで一番変わったのは、人の目を気にしなくなったというところ。

日本人は人の目を気にしすぎです。

でもそれって、それに対して言う人がいるから。こっちなんて裸で歩いてても、誰も見ないですよ(笑)

いや、それは流石に見るよ!(笑)

全身タイツで歩いてても、パッとは見るけどファッションと思ったり。

急ぎすぎてそんな人にかまってられないみたいな(笑)

みんな自分の人生があるから。日本ってそれをみんな結構みるじゃないですか。

何あれ!?みたいな。例えば電車で私がド派手な格好で座ったら絶対見るでしょうね。

それって日本特有というか。

それがあるから自信を持つことって日本国内でいる時点で難しいですよね。みんなが変わらないと。

 

私は関西は違うと思うんですけど、見てください!聞いて!みたいなのが多いみたいな。

そこは確かにNYぽいかも。

 

では、自信がない人にアドバイスするとしたら、人の目気にするな!みたいな?笑

そんな簡単でいいかな(笑)

 

周りを気にしなくなったのが変わったところですよね。それも自信につながっていますよね?

つながっていると思います。

結局気にしたところで何も助けてくれない。

気にしてると誰かが私の夢をかなえてくれるわけでもないですしね。

スニーカーは自信の一つ

自信についての話で…自分のセルフコンフィデンスにとって、スニーカーはどんな立ち位置ですか?

自分のテンションを上げるものですかね。

スニーカーを履かないファッションをする日もあるし、でもダンスを踊るときは絶対履くので。ヒールは要るダンス以外は。

だからすごいスニーカーを履くファッションの日というのは、自分の中でモチベーションとかテンションを上げるひとつになるかなって思います。

なので自信のひとつになっているかな。

自分の好きなスニーカーとか新しいスニーカー履いたときとか、履いていない時よりもテンションが上がりますか?

超上がりますね!

 

ちなみに、スニーカーのどこが好きですか?

いろんな種類がある、カラーもある。

白は白でもいいんだけど、結局ドレスアップしたときとか、良いバランスで“抜ける”。

オシャレに見えるとか、1足そのスニーカーを入れることによってグッとオシャレに見えたりとか。

だから好きかな。

なんで好きなの?って…ずっと一緒にいたからかな。踊るときも常に一緒だし。

小さい頃からよく買ってて、心がゾクゾクするみたいな。

スニーカーに恋しているんですかね。

今後の目標、野望?!

今後の活動について、目標や野望はありますか?

日本人のダンサーってアメリカにたくさんいて皆すごい仕事たくさんしてるんですけど、私ようやくジャネット・ジャクソンさんとお仕事をさせてもらったんです。

周りから、ジャネットと仕事したら次は何をするの?ってよく聞かれるんですけど。

ただ、それで終わりではなくて、私の中ではそれをやったからここからもっとやっていかないといけないという考えがあって。

もちろんダンサーとしてもやっていきたいし、クリエイトする側もやっていきたいと野望はいろいろありますけど、今目の前の一番の目標としては、アーティストのバックダンサーをひとりでやること。

アーティストのコンサートにひとりで出るとか。

この前アリシア・キーズのコンサートに行ったときに、バックダンサーが黒人の男性ダンサーひとりだけだったんです。

あれを見た時に、私次これやりたい!ってすごい思って、そこですね。そこが誰かにハマれたらいいなて思ってます。

それってきっと私TOMOってダンサーが欲しいって思ってもらわないと無理だし。

みんなが揃ってるとか、その中のカラーの一部ではなく、私はこの子がいいですって言ってもらえて、大きなステージに立てるのは、今一番の夢ですね。

 

究極のセルフコンフィデンスですね!だから素敵なんです。

頑張ります。もっと磨いて磨いて、まだまだ輝く!

SNKRGIRL編集部
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神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動する編集部メディアチーム。

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