【SASARISAこと笹岡莉紗さんにインタビュー Vol.1】今の“ササリサ”を構築した出会い、そして転機

【SASARISAこと笹岡莉紗さんにインタビュー Vol.1】今の“ササリサ”を構築した出会い、そして転機 via @sasarisa0110

芸能活動やROSE BUDのスタッフ・プレスを経て、PRという新しい場所で新たなキャリアをスタートさせた“SASARISA(ササリサ)”こと笹岡莉紗さんにインタビュー。

ファッションシーンへ飛び込んだきっかけや新しくPRとして活躍されている上での背景ややりがいもお聞きしました。

INDEX

“SASARISA”こと笹岡莉紗さん

SNKRGIRL編集長:まずは軽く自己紹介をお願いします。

笹岡 莉紗(ササオカ リサ)です。いつも“SASARISA(ササリサ)”って呼ばれてます。

この「SASARISA(ササリサ)」っていう名前は、中学生の頃からのニックネームです。

小6から二十歳まで芸能事務所に所属していて、芸能活動をしていました。

『おはスタ』っていうテレビ東京の番組があって、それに出演してたんですけど、その頃メインMCだった声優の山寺宏一さんに、

当時同じ時期に出てたリサちゃんという子がもう1人いたので、どっちか区別するために、ササオカ リサで「ササリサ」っていうあだ名をつけてもらったのがきっかけです。

それからずっと自分でも自己紹介するときに、「ササリサです」っていうふうに自己紹介にしていて今も使わせてもらっています!

 

SNKRGIRL編集長:『おはスタ』に出演されてたんですね!

パッと見た時に「あの子誰だろう?」と視線を集める華があるのも、見られる事を若い時から知っているっていう、芸能活動されていたのは納得です!

そこからはどういった経緯で今に至るんですか?

19歳の時、当時短大に通っていて卒業間近の時に、今まで続けていた芸能活動も卒業して、一般の社会人になろうかなって考えたんです。

そう考えていた時に、アパレルブランドのROSE BUD(ローズバッド)渋谷店が当時あったんですけど、そこのスタッフの募集があったのを発見して応募して、ROSE BUDで働く事になりました。

 

SNKRGIRL編集長:なんで芸能活動を続けようとは思わなかったんですか?

実は、高校卒業の時に芸能活動をやめようか、それとも続けようか一度悩んだんですよね。

そこで決めきれなくて、短大に進ませてもらおうかなと思ってその2年間で考えて、芸能活動一本でご飯を食べていく自信無いなと思って辞めたっていうのが理由です。

タレントとしての芸能活動のみで進むのは、自分としてはちょっと違うかもなと思ったんです。

 

SNKRGIRL編集長:短大では何を勉強されてたんですか?

大妻女子大学の短期大学部の英文科に通っていました。

学校で英語を勉強しながら、芸能活動をどうしようか、卒業後について考えていました。

今のファッションに繋がったROSE BUDとの出会い

SNKRGIRL編集長:ROSE BUDで働くようになったのは、元々ブランドとして好きだったからですか?

芸能活動してる時に、ある番組のスタイリストさんが付いてくれてたんですけど、その方がすごい可愛いブーツを履いていて「それってどこで買ったんですか?」て聞いたら「ROSE BUDだよ」って教えてくれたんです。

当時は、私はまだ高校生とかだったので109で基本的に買い物してたんですよね。

もうほぼそこにしか行かない、みたいな。笑

 

SNKRGIRL編集長:時代ですよね!笑

ROSE BUDって当時の高校生からするとちょっとお姉さんな感じだったんです。

しかも、路面店で入りづらいって印象だったんですけど、勇気を振り絞って初めてROSE BUDに入ってみたら、店内も商品もすごい素敵で「このお店素敵だな、いいな」と思ったのがROSE BUDとの出会いです。

お店でそのスタイリストさんと同じブーツを買ったんですけど、その時に店頭にPOPでスタッフ募集のお知らせがあって、

それを記憶してて、数ヶ月後にネットでバイト探ししてた時にRODE BUDが出てきたので「あ!あのお店だ!」と思って応募したのがきっかけです。

 

SNKRGIRL編集長:そこからファッションに入って、今に繋がっていくわけですね。

お店のスタッフとしては何年くらい働かれてたんですか?

スタッフは8年ぐらいやりました。

最初は学生のアルバイトとして入って、卒業してから普通のバイトになって、そこから社員になって本社でも働くようになる、ていう流れでしたね。

 

SNKRGIRL編集長:ROSE BUD、私もめちゃくちゃ好きなんです。いいですよね、色んな素敵を絶妙に集めてるお店ですよね。

ありがとうございます。当時って今ほどオンラインで海外の物を個人的に今買える時代ではなく、セレクトショップに行かないと手に入らない時代だったので、インポートものも商品の割合的にもすごく多くって、

そういった面も魅力的に思って、ROSE BUDで働くようになりました。

 

SNKRGIRL編集長:感度高いですよね。トレンドをキャッチするのも早いんだと思いますがどうです?

えー!どうなんでしょう!?自分の感覚としては分からないですが、トレンドをチェックするのは好きです!

PRに転身したSASARISAさんの今

SNKRGIRL編集長:PRのお仕事はいつからされているんですか?

PRになったのは今年の4月からで、それまではROSE BUDのスタッフとして働いていました。

PRとして働くようになってからは、まだ4ヶ月ほどです。

 

SNKRGIRL編集長:PRのお仕事をするようになったきっかけは何だったんですか?

ROSE BUDでショップのスタッフから始まって、最終的にプレスになったんです。

それはそれで嬉しかったし、もちろんやり甲斐もあったんですけど、だんだん一つのブランドに所属していると言うことに違和感を感じ始めました。

ROSE BUDで働きつつも、プライベートでの他社の人との繋がりを活かせる仕事がしたいと考え始めたのがきっかけでした。

PR会社の定職で探していた時に、たまたま、現在一緒に働いている方が昔から知り合いで、その人から「よかったら一緒に働かない?」とお誘いを頂いて入りました。

 

SNKRGIRL編集長:ROSE BUDの世界から、自分の世界も広げたかったということでしょうか?

そうですね!メンズのブランドを着流もの好きでしたし、ストリートよりのブランドのプロモーションのお手伝いが出来る様になったら良いなと思って。

そうなると1個のブランドに所属しているとそのブランドのみになりますが、PR会社となるとROSE BUDみたいなブランドのお手伝いも出来るし、メンズ寄りのブランドのお手伝いも出来るし、アパレルに限らず、飲食でも良さそうだなと思って転職しました。

自身で掴んだ転機の“波”

SNKRGIRL編集長:冒険とか新しい事好きで、新しいことにどんどんチャレンジしていく方ですか?

えー!どうなんでしょう!

 

SNKRGIRL編集長:芸能界だけじゃどうかな、じゃあ他探してみようとなって、新しい世界に入って色々経験してから、もっと他の世界も経験したくなってもう一度環境を変えられたとのことだったので、変化も作って行きたい方なのかなというイメージがありました。

一つ一つのスパンは長くて、一つ一つをスピーディーに切り替える方ではないんです。

でも、ふとした瞬間に「あ、今だ」と思うタイミングが自分の中であって、そのタイミングでスパッと切り替えるようなタイプなのかなと思います。

 

SNKRGIRL編集長:スピード感だったりとか行動力がすごくかっこいいと思います。

今までROSE BUDで15年位働いていたので、そろそろ辞めようかなと思うタイミングはあったんですけど、その時に次が決まって無いと辞められないタイプです。

次に何しよう?ってなった時に、あまり浮かばなかったり良い出会いがなったりして...。

年末ぐらいから転職を考えてたのですが、良いタイミングでお話をいただいて、この波は乗っておこう!と思いました。

 

SNKRGIRL編集長:波に乗るのは大事ですよ!波ってありますよね、逃すとまたは来ないですし、そのタイミングを掴むことも大切だと思います。

“PR”としての自分を知ってほしい

SNKRGIRL編集長:今の肩書きだったり、世の中の人にはどういうふうに認知されている、また、認知されて欲しいと思いますか?

自分の事をインフルエンサーとは思っていません。

もっと“PR”の人として、みんなに認知されたら良いなと思っています。

 

SNKRGIRL編集長:スーパーPRウーマン SASARISAですね!

そうなれたら嬉しいです!

 

SNKRGIRL編集長:PRという職業を選んだのは、今までの経歴をみて、周りからも適職打を思われるところもあったんでしょうか?自分でもPRの仕事が好きだなと思ったんですか?

そうですね。最初はインポートものの取り扱いが多かったので、バイヤーに興味があったんです。

バイヤーとして海外回ったりして楽しそうだなと思っていました。

時代と会社の変化もあり、バイヤーよりPRの方が自分には向いてるんじゃないかと思うようになって、周りからも評価してもらえたことがきっかけでPRに進めました。

 

SNKRGIRL編集長:きっかけがあったというよりは、お仕事をしていった中で感覚的に「これだ!」と言うものがあったんですね。

そうですね。ローズバッドで働いている時にインスタグラムが世に登場して使うようになってから、発信をするのが好きかもしれないと気づきました。

 

SNKRGIRL編集長:若い時から発信する現場にいましたもんね。その点は関係してると思いますか?

無関係だとは思いません。人に見られるということが若い頃からあったので、多少なりとも何かをどんな形であれ発信することと、表現するところは一緒なのかなと思います。

 

SNKRGIRL編集長:そこは、自分がプロデュースされて出るのか、自分自身でプロデュースして出るのかは違えど、お仕事としてされてましたもんね。

全部繋がってるって感じがしますね。誰にもない強みと言うのが魅力的です。

“PR”として働くやりがい

SNKRGIRL編集長:PRのお仕事の好きなところはどんなところですか?

自分が関わったブランドや商品を発信する、もしくは発信してくれる人をブッキングするということで、

そのブランドや商品が、新たな人の目に触れて世界が広がっていくのが肌で分かるので、それが1番楽しいです。

 

SNKRGIRL編集長:自分の仕事を通して、より多くの人を繋げているという感覚ですか?

そうですね。あとリアルなイベントでも、そのイベントに来てくれた人同士がまた新たにつながったりとか、

自分自身、新しい人と出会うのがすごく好きなんですけど、そういう場を提供できるっていうのも楽しみの一つです。

“自分ウケ”しないとハッピーじゃない!

SNKRGIRL編集長:“人”がすごい好きなんでしょうか?

そうですね、人が好きなのかな...?

新しい人と出会ったりするのが好きってことは、人が好きなんだと思うんですけど...。

でも一方、あんまり他人に興味がないなって部分もあるんです。笑

だから、人がどう考えてる、どう思うとかはそんなに気にしていないという部分もあります。

例えば、ファッションとかも、誰かに気に入ってもらえるように、例えばよく見られたいからこの服を選ぼうみたいに考えたことはなくて。

そこは「自分ウケがよければいいかな」と思っています!笑

 

SNKRGIRL編集長:かっこいいですね!結構そこはメンタルトレーニングしたわけでもなく、自然と気にしなくなったんですか?

そうですね、自然とそう考えています。

 

SNKRGIRL編集長:結構どう見えてるかとか、どう思われているかを、気にする人多いというか、そういう話の方が多い気もしますよね。

SNKRGIRLとしても、「LOVE MYSELF AND SNEAKERS」っていうキャッチコピーで、エンパワーメントを伝えたいと考えています。

スニーカーが軸で、いろんなスタイルを一緒に自由に楽しみたい、他人からの見え方や意見を気にしないと、こんなにも世界がキラキラするっていうのを伝えたい。

今のSASARISAさんのお話を聞いて、自然と気にしていないというのはすごくかっこいいですし、素敵だと思いました。

そうですね、TPOはもちろん意識はしますが、他人からの見え方は自然と気にしていないです。

今日はきれいめなイベントだから、それ相応の恰好をしなきゃとか、そういうのはもちろんありますけど。

でも基本的には、“自分ウケ”してないと、自分自身がしっくりきていないと、全然自分がハッピーじゃないと思うんです。

そこが一番大事だし、ものを買うときも自分がときめくかどうかっていうところが一番大事だなと思います。

じゃあこれを買うときに、安いから買うとか、めちゃくちゃ流行ってるからとりあえず買うっていう風に物を購入することはなくて、その時の“ときめき”を大事にしていますね。

自分がときめくかどうか、それが1番大切だと思います。

 

 

続きはこちら>> SASARISAこと笹岡莉紗さんにインタビュー Vol.2

SNKRGIRL編集部
SNKRGIRL編集部
神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動する編集部メディアチーム。

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