1972年の設立後、それまで輸入販売していたオニツカタイガーとナイキのコラボレーションによって誕生したモデル「Nike Cortez(ナイキ コルテッツ)」の発表に至ります。
その後、天才中距離ランナー、スティーブ・プリフォンテーンがナイキのシューズをミュンヘンオリンピックなど大きな大会で着用し、これがナイキのランニングシューズの成功に大きな影響を与えることとなります。
プリフォンテーンのカリスマ性と伝説に残る競争心がブランドのイメージにもつながり、Nike (ナイキ)はスポーツシューズ・ブランドとして大きく成長を遂げました。
そして、1977年、NASAの元技術者であったフランク・ルディがフィル・ナイトに提示した、シューズの中にエアバッグを組み込むという奇抜なアイデアにより、1979年、エアを初めて搭載したテイルウインドを発表。
1982年には、エアフォースⅠが誕生しました。
また、この80年代、バスケットボール選手マイケル・ジョーダンと契約し、エアジョーダンを発売すると、ジョーダンの活躍と共に爆発的な人気を得ることとなり、強い影響力のあるモデルを誕生させたブランドとして不動の地位を確立していくこととなります。
90年代には、サッカー関連製品でも急成長を遂げ、ブラジル代表のユニフォームをはじめ、ウェアからスパイクまで幅広く展開し、サッカーでは後発であったのにも関わらず多くのスター選手から支持されてるブランドに成長しています。
90年代半ばには「エア」の部分が見えるデザインにすることにも成功。
代表的モデルであるエアマックス95も、社会現象とも言うべき爆発的なヒットを飛ばしました。
2000年に突入した後もブランドとしての成長と続け、シュプリームとのコラボレーション、エアジョーダンからインスパイアされたスニーカー「Supreme Nike SB 94」を発表。
こちらも多くの注目を集めました。2012年には、NIKEが傘下に置くブランドコールハーンとアンブロを売却し、ナイキ、ジョーダン、コンバース、ハーレーの各ブランドによる成長に集中する意向を発表。
タイガー・ウッズやレブロン・ジェームズなど数々のスーパーアスリートのシューズやスポーツウェアを手がけ、スポーツ界での偉大な記録や業績に貢献し、
また、多くのスニーカーコレクターからの熱狂的な支持も厚く、スポーツブランドとしての躍進を続け、世界中の多くの人々に利用されています。