ここ数年、マルジェラのTabiブーツやナイキのエアリフト などのつま先が別れたシューズ「足袋型スニーカー」が脚光を浴びています!
おしゃれで個性的そして機能性も高いデザインもあり、トレンドアイテムとして人気です。
ここでは、そんな足袋型スニ―カー選びの参考になる各ブランド毎のモデルや、デザインの特徴、履くときに必須のアイテムやコーディネートまで、まとめてご紹介します。
人気ファッションブランド「Maison Margiela (メゾン マルジェラ)」は、1980年代、ファッションショーで日本の足袋にインスピレーションを受けたTabiブーツを発表しました。
当時、足袋をファッションのように楽しむことはなく、ショーでも話題のデザインでした。
足袋の持つデザインのインパクトで、マルジェラブランドはアイデンティティーを得たともいえ、今では、足袋スニーカーといえばメゾン マルジェラを思い浮かべるファッションファンも多いでしょう。
ファッションシューズで定評のあるメゾン マルジェラが、スポーツシューズの王道ブランド「リーボック」とコラボレーションをモデルを次々と発表して話題をとなっています。
生み出されたのはスポーツの機能性とタビに代表されるファッション性の融合。
新時代を連想させるその型破りなコラボレーションは、リリース毎に注目を集めています。
マルジェラのタビデザインに、リーボックの名作「インスタポンプ フューリー」をブランドさせたブーツがこちら。
ブランドコラボレーションが発表された時は、多くのファッションファンの中で話題となり、国内外の数々のファッション系メディア記事やSNSで大いに盛り上がりました。
ヒールタイプのウィメンズモデルとフラットタイプのメンズモデルがあり、インスタポンプ フューリーのオリジナル配色の他オールホワイトとオールブラックの4色展開。
サイズ感としては少し大きめに作られている様です。
クラシックレザー「タビ」ビアンケットスニーカーは、リーボックのクラシックレザーにメゾン マルジェラのタビデザインを取り入れたもので、ブラックレザーに白でハンドペイントするビアンケット加工を施してあることが特徴です。
まあ、ビアンケット加工していないクラシックレザー「タビ」スニーカーモデルにはホワイトとブラックがあります。
サイズ感の口コミでは「横幅を少し狭めに感じるが、履き心地は良い」と好評です。
メゾン マルジェラから売り出されているキャンバス生地のハイカットタイプの足袋スニーカー。
ラバーソール(ゴム製の靴底)になっていて、カラーは、キャメル、パステルブルー、アイボリー、ライトイエロー、グレー、ブラックの6色展開。
サイズ感の口コミによると、シューズの作りが少し小さいので、ワンサイズアップのものをおすすめの様です。
1990年代、スニーカーの王様ブランド「Nike (ナイキ)」にも足袋型スニーカーは開発されていました。その名は「Air Rift (エアリフト )」。
ケニアのランナーが素足で走っていることにインスピレーションを受けて作り出されたものという記事もありますが、実際のところはケニア出身の素足の長距離ランナーと共同で開発され、ケニアの"グレートリフトバレー"をイメージして名付けられた、という誕生の背景がNike公式サイトでは語られています。
当時、つま先部分には切れ込みを入れる事で、裸足に近い履き心地を追求したランニングシューズとして、ランナーからファッションファンまで、幅広い人達に人気を集めていました。
サンダルとスニーカーの良いとこ取りをした履き心地が高い評価を得ています。
エアリフト は、ランニングシューズとして開発されたモデルで、軽量性と通気性を兼ね備えています。2015年に復刻されてから、特に女性ファッションでの人気は高く、"ハマる"女性も後を絶ちません。
靴紐はなく、甲とヒールにあるストラップでフィット感を無段階で調整できるのが特徴。
カラーはホワイト、ブラックの他シルバーやゴールド、マルチカラーなど、様々に展開されているものがあります。サイズ感は、素足で履くなら推奨サイズでピッタリです。
アクアリフトは、エアリフトに厚底ソールデザインを加えたアップデートモデル。
カラーはホワイト、ブラックとカラフルタイプにランタンカラーが加わったものなど多彩なカラー展開も魅力です。
口コミでのサイズ感は、いつもより大きめでのサイズアップが丁度良いとのこと。
欧米のファッションブランドに影響を与えた足袋は、日本古来からの履き物です。
足指と足裏でしっかりと地面をとらえることのできるその秀逸な機能性とユニークなデザイン構造は、Nikeの様な世界的スポーツブランドのマラソンシューズの開発などにも、どこか通ずるものが感じられます。
そんな足袋に着想を得、伝統の技術にデザイン性を加味した日本風の足袋スニーカーを製造している日本のシューズメーカーもありますので、ご紹介します。
Onitsuka Tigerも、かつてマラソン足袋をアレンジした足袋スニーカーを販売していました。
こちらは1953年に発売した「マラソン足袋」が原型のスニーカー「OKATABI(オカタビ) MT」と、草履(ぞうり)のイメージも加えたレディース仕様の「OKATABI SANDAL(オカタビサンダル)」。
2011年1月にリリース。
ナプロンは手ごろな価格で品質の高い衣類や道具を提供しているファクトリーブランド。
そのナプロンが、スポーツシューズメーカー岡本製甲とコラボして足袋スニーカーを販売しています。
歩いた後や作業後に疲れの残らない地面へのグリップ感のある履き心地が特徴です。
踏み込んだ時に余計な力の要らない、足に優しい構造に注目。
カラーも、ブラック、ブラウン、グリーンの3色で、コーディネートしやすい展開です。
岡本製甲とのコラボで出したTABI sneakerの新型がこちら。
旧型がスエード地の単色であったのに対し、ナイロン地にスエードを組み合わせた異素材ミックスと、アース系のナチュラルなカラーリングを施したデザインが特徴的です。
カラはベーグル、オレンジ、ブラウン、グレー、ダークグレーの5色展開。
TABI sneakerには靴紐がありましたが、こちらはA-TOP MOZと呼ばれるアジャストダイヤルを採用したモデル。
履いた後の調整はダイヤルを回すだけで、PULLタブを起こすと全開放になり、着脱と調整が簡単になりました。
カラーはホワイトとブラックの2色です。
足袋スニーカーを履くとき「夏は素足で」という人もいるでしょう。
しかし、それ以外の季節やサラッとした感覚で履きたい人には足袋型ソックスが必須アイテムです。5本指ソックスは履くのが面倒ですが、足袋型だと履きやすく、履き心地を楽しめます。サイズは普段の靴下と同じで大丈夫です。素材は保温性や肌触りの良いシルクが通気性も優れていて季節を問わず愛用できます。スポーツに使用する場合は特殊加工のものがおすすめです。
足袋型スニーカーは個性的なことからファッションとしてハイセンスなイメージがあります。履くことで足元にさりげないエッジが効きくので、色々なコーディネートが可能です。洗練されたデザインのスニーカーに合うコーディネートを紹介します。
ブラウンやゴールド系の足袋スニーカーにホワイト系のパンツ、ベージュやグレー系カットソーにベージュ系のキャップを合わせて、手元にベージュ系のかごバッグを合わせると、ふんわりとナチュラルに仕上ります。
足袋スニーカーはスカートにもよく似合います。
ブラック系のかぎ針編みスカートにつば広の麦ブレードカンカン帽、帽子のデザインを黒いリボンで引き締めて、ふわっとホワイト系のカットソーを羽織れば街角でもオシャレです。
ベージュ系のノーカラージャケットを羽織って、下を同系色のパンツ。足元をゴールド系の足袋スニーカーにすれば、全体が引き締まったセットアップコーディネートになります。中のTシャツはホワイトでもブラックでも良いでしょう。
足袋型のスニーカーはデザインとしてインパクトがあることから、様々なカラーバリエーションも増えて今でもトレンドの最先端です。
足元が決まれば、後のコーディネートは簡単になります。最先端のトレンドで足元を固めるところからファッションを楽しんで下さい。