ブランド紹介【Adidas(アディダス)】について

ブランド紹介【Adidas(アディダス)】について via FASHION PRESS

ドイツに本社を構えるスポーツメーカー“Adidas(アディダス)”は、スポーツブランドだけでなくファッションブランドとしても大人気。

Adidasが世界的なブランドになるまでの歴史や成長など成り立ちについてご紹介します。

Adidas(アディダス)とは

Adidas(アディダス)は、ドイツのバイエルン州に本社を置くスポーツメーカー。

スポーツメーカーとして人気を獲得したのち、スポーツ用品からシューズ、スポーツウェアだけではなくファッション性のあるアイテムなど幅広いジャンルでの製造から販売まで展開し、世界的人気を得ています。

ブランドのはじまり

Adolf Dassler(アドルフ・ダスラー)とRudolf Dassler(ルドルフ・ダスラー)が靴職人だった父の影響もあり、1920年スポーツシューズを製造会社の「ダスラー兄弟商会」を設立したのがAdidasの歴史の始まり。

しかしその後の1984年、兄弟間の意見対立により「ダスラー兄弟商会」は解消となりました。

1948年に弟・アドルフがAdidasを設立し、そして一方、兄・ルドルフは翌年に現在の「PUMA(プーマ)」となる前身の「RUDA(ルーダ)」を設立しています。

オリンピックの競技場と同じトラックを設置したデータの集計、太陽光、気温、風等を再現出来る施設を使用した研究を行うなど、多額の研究開発費を用いて新しいスニーカーを作るブランドとして有名で、

Adidasは「世界一のアスリートに世界一のシューズを」という、データに基づいた開発哲学の元にスニーカーが製造されています。

ブランド名について

ブランド名であるAdidasは、創業者アドルフ・ダスラーの愛称である「アディ(Adi)」と苗字の「Dassler(ダスラー)」を組み合わせたことから出来ました。

「トレフォイル」と「イクイップメント」というロゴについて

Adidasというブランドロゴとして「Trefoil(トレフォイル)」と「Equipment(イクイップメント)」の2つが代表的なものとして思い浮かべられます。

このロゴは印象的なものであり、Adidasファンのなかではロゴに強いこだわりを持っているファンも多いようです。

「トレフォイル」ロゴは1971年、古代のスポーツにて勝者に授けられる月桂(葉っぱの冠)をモチーフにしており、創業者のアディ・ダスラーと彼の妻、ケイト・ダスラーが発案したことで、

当時デザイン関連の教授をしていたというハンス・フィックによってデザインされ、公式のコーポレートロゴとして採用されました。

現在、伝説の名品や世界を代表するクリエイターやデザイナーとのコラボレーションなどをストリートスポーツウェアとして展開する「Adidas Originals(アディダス オリジナルス)」のロゴとして使用されています。

「イクイップメント」ロゴは1990年にアスリートの最高のパフォーマンスを引き出す機能商品に付けるロゴとして当時のクリエイティブディレクターだったピーター・ムーアがデザインしたことで誕生しました。

このマークは、Adidasの3本ライン / スリーストライプス(Three Stripes)のスニーカーに由来しています。

Adidas製品の高い機能性をデザインとしても表現するようになったのが、このロゴマークであると言われています。

また、このラインが斜めになっているのは、「上をめざしていく」という意味があるそうです。

ブランドの成長

1920年、「ダスラー兄弟商会」設立。

1924年、靴紐の変わりにゴムの付いた革底を使用した体育館シューズを開発したことがきっかけとなり、地元の体育協会が大量に靴を注文したことでブランドは軌道に乗り始めました。

世界恐慌の影響を受けながらも、ベルリンオリンピックの効果によって再びブランドは盛況となります。

戦争を機に一時生産をストップすることになったが、戦後まもなく生産を再開。

しかしこの「ダスラー兄弟商会」は1948年兄弟喧嘩を機にアドルフ、ルドルフの兄弟は独立を決意。

アドルフは「Adidas」、ルドルフは「RUDA」を設立し、別々に事業を始めることになります。

1965年にはテニスシューズ「ハイレット」を発表し、人気になりました。

このハイレットは、後にAdidasを代表するスニーカーのひとつ、Stan Smith(スタンスミス)です。

1970年、オールレザーのバスケットシューズ、「Super Star(スーパースター)」発表。

サッカーのFIFAやオリンピックのIOCなど国際的スポーツ組織を巻き込んで、スポーツをビジネス化することに成功しました。

こうしてAdidasは世界一の売上高を誇るスポーツブランドにまで成長しました。

2001年、ストリートスポーツウエアブランド「adidas Originals (アディダス オリジナルス)」をスタートすることになります。

1972年から1996年までの間「adidas社」のカンパニーロゴであったトレフォイルロゴ(三つ葉のロゴ)をシンボルマークとし、アスリートのために開発された復刻商品から、流行を取り入れたファッション性のあるアイテムなどを展開。

スポーツブランドとしてだけではなくファッションブランドとしても地位を確立することとなりました。

またAdidasやAdidas Originalsはコラボレーション企画も多く、例としてHYKE(ハイク)Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)、Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)、DIESEL(ディーゼル)Alexander Wang (アレキサンダーワン)Palace Skateboards(パレス・スケートボーズ)や、

2018年9月にはドラゴンボールとのコラボなども実現することで注目を集めています。

SNKRGIRL編集部
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神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動する編集部メディアチーム。

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