コンバース【チャックテイラー / CT70】とは?All Starとの違いなど復刻された名作を解説!

コンバース【チャックテイラー / CT70】とは?All Starとの違いなど復刻された名作を解説!

女性に圧倒的人気を誇るスニーカーブランド「Convers(コンバース)」。

誰でも一足は必ず持っているのではないかと言っても過言ではない、定番スニーカーですが、デザインがおしゃれで更にこだわりの一足が欲しい!という人におすすめなのが、チャックテイラーを忠実に再現した復刻モデル「CT70」。

そこで、この記事ではチャックテイラーとCT70の特徴について解説します。

「チャックテイラー」とは

Chuck Taylor (チャックテイラー)とは、1930~1970年代頃に作られたコンバースのAll Star (オールスター)のことを指します。

創業者のマーキス・M・コンバース氏は、バスケットボールにビジネスの可能性を感じ、バスケットボール専用シューズを開発したのが「All Star (オールスター)」。

なぜ、チャックテイラー と呼ばれるようになったかというと、それは、当時スタープレイヤーであった「Charles H Taylor (チャールズ・H・テイラー) 」氏がこのシューズに惚れ込み、現役時代に愛用、引退後も普及・改良に貢献し、その功績が称えられ、1946年からアンクルパッチにその名が記されるようになったところにあります。

復刻モデル「CT70」とは

CT70とは、1960年代~1970年代のチャックテイラーを再現した復刻モデルのことです。

現代技術でかつてのチャックテイラーを忠実に再現したデザインは世界的にも評価されています。

CT70は、「Chuck (チャック) Taylor (テイラー)」の正式名称の頭文字をとったもの。CTは「Chuck Taylor」、70は「1970年」を意味しています。

ちなみに、コンバースにはアメリカと日本の2つの会社が存在し、CT70はアメリカのコンバース社が販売しています。

「CT70」の特徴&日本のオールスターとの違い

スニーカー愛用者から高い人気を集めているCT70。

なぜCT70は人気なのか、ここではその特徴や日本のオールスターとの違いについて見ていきましょう。

ヒールラベル

ヒールラベルとは、靴のかかとの部分にあるラベルのことです。

外側から見える位置にあるため、ヒールラベルのデザインを重視する人も多くいます。

CT70と日本で現在販売されているオールスター(※以降、「現行モデル」と表記)はヒールラベルのデザインが大きく異なります。

現行モデルは「ALLSTAR」の文字が記されているのに対し、CT70は通称「三つ星」が採用されているのです。

これは1960年代に用いられていたデザインであり、ヴィンテージファンにはたまらないでしょう。

アンクルパッチ

コンバース チャックテイラーアンクルパッチ converse_ct70_Ankle patch 左が現行モデルのオールスター/右がCT70

アンクルパッチとは、シューズの内側に当ててあるものです。

もともとはバスケットボールの試合中にくるぶし同士がぶつからないよう、保護の目的でアンクルパッチをあてたといわれています。

一見、CT70と現行モデルは同じに見えますが、よく見ると違いがあります。

現行モデルは星マークの下にレジスターマーク(Rを丸で囲んだマーク)が記載されていますが、CT70はレジスターマークの代わりに、「70」と記されているのです。

クッション性

CT70と現行モデルの大きく異なる点は、履き心地です。

バスケットシューズの名残があるCT70は、履き心地を良くするための工夫がなされています。

クッション性に優れたやや厚みのあるインソールを採用し、長時間履いても足が疲れにくく快適な歩き心地を実現させています。

また、CT70はインソールに四角枠で囲まれた「CONVERSE」の文字がプリントされているのも特徴です。

当て布

CT70は親指と小指に当て布が施されていることが特徴です。

ハイテクスニーカーがなかった時代、キャンバス地の靴はバスケットの動きに耐えられず破けてしまうことがありました。

そこで、スニーカーに当て布を施し、強度や耐久性を上げる対策を講じたのです。

CT70にはその名残があり、特徴の一つとなっています。

シューレース

CT70と現行モデルはシューレースにも違いがあります。

CT70は綿100%であるのに対し、現行モデルはアクリルやポリエステルなどの混合素材が多いのです。

素材が異なることによって、CT70はやわらかい雰囲気、現行モデルはかっちりとした雰囲気に仕上がっています。

「CT70」は日本で販売されていない

多くのファンを魅了するCT70ですが、実は日本では販売されていません。

前述したようにコンバースはアメリカと日本の2つの会社があります。

しかし、これらの会社は資本提携を結んでいません。

そのため、アメリカのコンバース商品を日本で輸入販売することは禁止されています。

「CT70」の購入方法

輸入販売が禁止されているため、CT70は国内で発売されていません。

とはいえ、個人で履く分には問題ないため、工夫すれば購入できます。購入先は古着屋・フリマアプリ・海外通販などさまざまです。

しかし、古着屋はサイズ探しに手間がかかる、フリマアプリは偽物のリスクがあるなどの難点があります。

また、海外通販は英語表記のところが多く、ハードルが高いでしょう。

購入の際は口コミなどで評価が高いところを選びましょう。

魅力の詰まった「CT70」

CT70は、往年のチャックテイラーを再現した復刻モデル。

ヴィンテージ感もさることながら、デザインや機能性に特徴があり、現行モデルとはまた別の魅力が詰まっています。

入手するのがなかなか難しいスニーカーではありますが、コンバースファンとしてはいつか手に入れたい1足でしょう。

SNKRGIRL編集部
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神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

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