2016年にELLE USA が選ぶ最も影響力のあるファッションブロガーの1人に選出、Jamen Smith（ジェイデン・スミス）やWiz Khalifa（ウィズ・カリファ）などの有名アーティストらのスタイリングを手がけるカリスマスタイリスト「Aleali May（アレイリ・メイ）」。

過去に2色のAir Jordan 1をデザインし、3作目となったAir Jordan 6の「Millennial Pink」に至っては、発売後たったの4分で完売。彼女のデザインするスニーカーは常に高い注目を集めています。

90年代にLAのサウスセントラルという地区で育ち、子どもの頃からスニーカーが好きでたまらなかったと言うアレイリ。

マーケティングを学ぶために引っ越したシカゴで、Louis Vuittonの店舗でアルバイトする中、ストリートウェアとハイエンドなファッションがブレンドできることに気づき、そうしたバックグラウンドを後のRSVP Galleryでの仕事に繋げています。

(RSVP Galleryとは、2009年に(Virgil Abloh (ヴァージル・アブロー)とドン C (Don C)が手がけたアートとブティックが時代を先駆するリテール空間)。

そんなアレイリ・メイのデザインする今回のジョーダン１も、ラグジュアリーな雰囲気とストリートのバイブスが絶妙にブレンドするハイセンスなスニーカーです！

公開されたビジュアルから印象的なのは、グリーンとロイヤルブルーを使ったボーイッシュなカラーと、Sail (セイル)っぽい上品な淡いオフホワイトカラーのコントラスト、アウトソールの鮮やかなイエローなどといった、カラーアクセントとその配色の良さ、そして異素材使いです。

特に特徴的なのはライニング (インナー)とシュータンで、Varsity Jacket (ヴァーシティージャケット) を彷彿とさせるクッションの様な少し厚みのあるフォルムに光沢のある生地など、スポーティーでありラグジュアリーな雰囲気もある、LA育ちのアレイリらしいデザイン。

また、Jordan Brand (ジョーダン・ブランド)の象徴であるウィングロゴを、もこもこのパイル素材で配しているのも少しキュートな演出に感じられます。

また、ライニングに使用されている素材がアッパーにまで続いているかの様に施してあり、クオーターをスウッシュ型にカットアウトさせてその素材を見せているデザインも秀逸です。

自身のイニシャル「A」をシューレースホールに配したり、左足のヒールにだけシグネチャーを刻印させたりと、アレイリ自身の存在感をセンス良く伝えている、ファンにはたまらない一足！