Aya BrownとNikeによる初のスニーカーコラボレーションとして選ばれたのは、Air Maxシリーズを代表する名作「Air Max 95」。
F&Fモデルからレギュラーリリースまで、その表現にはデザイナーの世界観とライフストーリー、そしてコミュニティーへの愛が溢れています!
“大切な人たちへ”贈られたF&F限定 Air Max 95

via @ayabrown.tiff
一般リリースモデルに先駆けて披露されたのが、Aya Brownが自身のFriends & Familyのために制作した特別なAir Max 95です。
テーマとなったのは、血縁だけではなく、自ら選び、互いに支え合ってきた仲間たちを意味す“Chosen Family”。
Aya Brownは、自身の活動を初期から応援してきた人はもちろん、まだ直接会ったことがなくても遠くから作品を支持してくれた人まで、現在の自分へとつながる大切な存在として捉えています。シューズとともに贈られたメッセージでは、彼らから受け取った励ましや愛情、インスピレーション、信頼を“種”になぞらえ、この一足をそのすべてへの感謝と祝福を込めた作品として位置付けています。
カラーリングは、Baroque Brown / Black / Anthraciteを中心とした重厚なパレットに、鮮やかなAction Greenをアクセントとしてプラス。ブラウンスエードやブラックレザー、メッシュを組み合わせたアッパーは、NYで親しまれてきた通称“Beef & Broccoli”のカラーリングと、Air Max 95を象徴する“Neon”を掛け合わせたような仕上がりです。スウッシュやAirユニットから覗くグリーンが、ダークなボディを鮮烈に引き締めています。
そして、このF&Fモデルをより特別なものにしているのが、シューズだけでは終わらないギフトの演出です。
専用バッグには“A CHOSEN FAMILY EXCLUSIVE”の文字とともに、日本語で「大切な人たちへ」というメッセージをプリント。さらに“A Brown”のカスタムロゴ、Aya Brown本人のサイン入りカード、デカール、ミニチュアシューズのキーチェーンなども用意され、受け取る一人ひとりに向けたパーソナルなギフトとして仕上げられています。

via @ayabrown.tiff
日本人の母を持ち、ブルックリンで育ったAya Brownだからこそ、そこに日本語の「大切な人たちへ」が添えられているのも印象的です。
単なる希少なF&Fスニーカーではなく、自分をここまで連れてきてくれたコミュニティへ、作品を通して愛と感謝を返す。 人やコミュニティを描き続けてきたAya Brownらしい思想が、そのまま一足のAir Max 95とギフトへ落とし込まれています。
F&Fモデルは200足限定で制作され、一般販売はされていません。
F&Fから一般モデル“Atomic Green”へ

via Nke
F&Fモデルの公開から間もなく、Aya Brownは一般販売モデルとなる“Atomic Green”を発表。
こちらはF&F版とは大きく印象を変え、鮮烈なAtomic Greenをアッパーの主役に据えています。
ブラックのベースに、明るいグリーンのレイヤーを重ね、University RedをAirユニット周辺やディテールに配置。Air Max 95らしいレイヤード構造を活かしながら、カラーのコントラストで強い視覚的インパクトを生み出しています。
さらに、3Mリフレクティブ仕様のシューレースや、シュータンに配されたカスタム“A|Brown”バッジなど、通常モデルとは異なるディテールもポイント。レザー、スエード、メッシュによる素材の切り替えも、Air Max 95の立体感をより強く引き立てています。
Aya Brownとは?
Aya Brownは1995年生まれ、ブルックリン育ちのビジュアルアーティストです。
彼女の作品で中心となるのは、Black & Brownコミュニティで暮らす人々の日常や顔。労働環境、人種、ジェンダー、クィアネスといった社会的テーマにも目を向けながら、身近な人々を丁寧に描いてきました。
また、日本人の母をもち、母方の曾祖母は日本で手刺繍を専門とする着物工場を営んでいたそうで、彼女のバックグラウンドには日本とのつながりがあります。
特にコロナ禍では、看護師や交通機関スタッフ、ストリートベンダー、ケアワーカーなど、社会を支えるエッセンシャルワーカーを描いた作品で広く知られるようになります。
The Studio Museum in Harlemは2020年にBrownの作品を収蔵しており、現在ではブルックリンを代表する若手アーティストのひとりとして注目されています。
“人”を描いてきたアーティストが、スニーカーをキャンバスに
Aya Brownの作品には、単に“人物を描く”というより、その人が生きてきた背景やコミュニティまで含めて記録しようとする姿勢が感じられます。
だからこそ、今回のAir Max 95も単なるカラーコラボレーションには見えません。
F&Fモデルではブラウンやブラックの重厚な色彩に鮮やかなグリーンを差し色をプラス、Atomic Greenではそんなグリーンを一気に前面へ。どちらもAya Brownらしい強い色彩感覚と、Air Max 95がもともと持つストリートっぽさが自然に重なっています。
Air Max 95というカルチャーアイコンを、ファインアートのバックグラウンドを持つAya Brownがどう再解釈するのか。その答えが、この2足に表れているようです。
NYCではスペシャルポップアップが開催

via @ayabrown.tiff
一般モデル“Atomic Green”は、2026年8月15日にニューヨークの47 Chrystie Streetで開催されたスペシャルポップアップで先行リリース。
イベントはオールエイジで開催され、限定数の“Atomic Green”が販売されたほか、音楽やAya Brownの世界観を体験できるアクティベーションとして展開されました。
その後、8月21日にはグローバルリリースが予定されています。
ブルックリンで人とコミュニティを描いてきたAya Brownが、自身初となるスニーカーコラボレーションでAir Max 95を選び、そこからF&F、ポップアップ、一般リリースへと展開していく流れも含め、今回のプロジェクトそのものがひとつの作品のように見えてきます。
Aya Brown × Nike Air Max 95 “Atomic Green”
カラー:Atomic Green / Black / Anthracite / University Red
スタイルコード:IQ6687-300
価格:24,200円(税込)
NYC先行発売:2026年8月15日
グローバル発売:2026年8月21日
国内ではNike SNKRSをはじめ、atmosなど一部取扱店で展開。atmosではWEB抽選も実施されています。
Aya Brownの視点を通して再構築されたAir Max 95。
スニーカーとアート、ブルックリンとコミュニティ。そのすべてが交差する一足として、今後さらに注目を集めそうです。