1997年創刊のストリートスナップの先駆者ともいえる、ファッションスナップ雑誌。
1985年から10年間ほどロンドンやパリでの撮影を重ね「STREET」というスナップ雑誌を作り続けていた青木編集長が、DCブランドブームが下火になった1990年代後半、次なるトレンドが発生するまでにあった“隙間”に、当時原宿のみで見られた若者の自由なファッションを「凄いことが起こり始めている!」とスナップ写真を撮り始めます。
via FRUiTS
その後、創刊から5年後にイギリスの出版社から写真集が発売されると、日本発の新たなファッションカルチャーが広く知られるきっかけとなり、海外のファッション界や多くの人々に衝撃を与えることとなりました。
一説には、あの大物デザイナー 故カール・ラガーフェルドも「皆んないつも見ているしデザインの参考にしているよ」とテレビインタビューでも語ったほど。
そんな世界的にも高く評価されていたスナップ雑誌は、2017年一度休止することとなります。理由は「おしゃれな子達が撮れなくなったから」。
大手メディアがこぞって取材するほど、その休止は惜しまれていましたが、目まぐるしく移り変わる時代の中で、ストリートファッションとラグジュアリーブランドの融合といった新たなファッションの動きもさらに活発になり、FRUiTSがかつて撮り続けてきた「自由な精神」が再び感じられるようになったという青木編集長。
そこで2022年、ファン待望のFRUiTS復活が実現することとなりました。