2000年代初頭、ハイファッションとエキセントリックなストリートウェアの間に位置するスコットは、カウボーイブーツとスニーカーのハイブリッドや、世界的に認知されている翼のデザインなど、フットウェアのコラボレーションを、更に奇抜でクリエイティブなアプローチで展開し、世界中のファッション・ファンに衝撃を与えました。

そして2021年、アディダスは、ジェレミーとのパートナーシップを再開することを発表し、ファンを大いに盛り上げています。

こちらは、アディダスとのパートナーシップのきっかけとなった作品にオマージュを込めた「"Jeremy Scott x adidas Forum Wings 1.0 "Money"」という2021年の新作。

via StockX

MOSCHINO (モスキーノ)のクリエイティブ・ディレクターを務めるジェレミー・スコットは、2003年にロサンゼルスで開催された自身のファッションショーのために、マネーがプリントされたフォーラム・スニーカーを100足製作してから、アディダスとの付き合いは始まったのだとか。

その10年後に、この記念すべき年に、再び通貨をあしらった「Forum High Wings 2.0」という特別モデルを発表しています。

そして、8年後の今年、ジェレミーはこのテーマを再び取り上げ、アディダスの人気モデルForumのハイカットとローカットの両方にウイングを配する、今までの作品で最も認知され愛されたデザインの一つが復活。

ウィングのデザインは少し変更されましたが、多くのパーツは2013年のリリースと同じとのこと。

ライトベージュのアッパーにはシルクの様な質感の生地を採用し、米ドル通貨グラフィックのコラージュにスコット自身んの顔を描き、シューズ全体にそのカリスマ性を散りばめています。

ベージュのシューレースとソールユニットは同系色で、そしてサイドとシュータンにあるトレフォイル、リアクリップ、内側のスリーストライプスオーバーレイ、レザーライナーにはディープグリーンのディテールで上品にまとめ、ヒールカウンターのすぐ下にジェレミー・スコット自身のサインをプラス。

ジェレミー・スコットとのコラボレーションのアイデンティティーをスニーカー全体で感じさせる、特別なデザインとなっています。