プロも監修【着用レビューあり】ニューバランスの特徴・サイズ感まとめ!女性人気モデル327・574・996など

プロも監修【着用レビューあり】ニューバランスの特徴・サイズ感まとめ!女性人気モデル327・574・996など

アメリカのボストンで1906年に誕生したNew Balance(ニューバランス)。
創業当初は偏平足などを矯正するための靴を製造、販売するメーカーでした。
社名の通り、New Balanceのスニーカーは「履いた人に新しいバランスを生み出す」抜群の履き心地が特徴です。

今回は、スニーカーブランドでの経歴をもつフットウェアのスペシャリスト石川氏にもアドバイスも交え、女性に大人気!New Balanceスニーカーの特徴やサイズ感について紹介します!

New Balanceスニーカーの特徴について

New Balanceは1906年、アメリカのボストンで創立されました。
創業当時から、
・アーチサポート
・オーソティック(整形外科医の処方に基づいた)シューズの製造
に焦点を当てていました。

アーチサポートは主に足の裏(土踏まず)をサポートします。
足が疲れる原因の一つに、足の裏の筋肉疲労があります。
足の裏の筋肉が緩んでくると足が疲れてきます。
その緩みを軽減させるためにサポートする技術をもって、足にかかるストレスを軽減し、フットウェアの快適さを向上させています。
時代に合わせて足のストレスを研究し、いつの時代も快適に履けるシューズとして人気をはくしています。

New Balanceのサイズ選びのポイント

靴を選ぶ際は、足に合うかどうかを見極めることが重要です。

足に合わない靴を履き続けると、履き心地が悪いだけでなく外反母趾になったり、歩行バランスが崩れたりして体の不調を招くことにもなりかねません。

New Balanceは、甲の高低や幅の広狭によらず靴を足にフィットさせるため、足長と足囲(ウイズ)の独自指標「ウイズサイジング」をもっています。

足長のサイズはレディースで21.0cm~26.5cmまで0.5cm刻み、ユニセックスは24.0~30.0cmまで。

ウイズは「やや細い」から「超ワイド」までの4サイズの中から自分にジャストフィットするスニーカーを選ぶことができます。

(※ウイズが選択できないモデルもあります。)

327の特徴・サイズ感


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■性別タイプ/ワイズ
MS(ユニセックス)/D(やや細い)
WS(ウィメンズ)/B(やや細い)

女性に人気の高いNew Balance327は、1970年代のランニングシューズ「320」「355」「Super Comp」をベースに誕生したモデルです。

ベースモデルを踏襲しながらも、現代的なアレンジをプラスしたことで、絶妙なレトロモダンを実現し、特に女性に高い人気を得ています。

327最大の特徴は、サイドにあるNロゴです。

初めてデザインにNロゴを配したのは320ですが、327ではロゴサイズを大きくして存在感を強調しています。

355から受け継がれた、かかと上部まで巻き上げたアウトソールも、今や327の魅力のひとつです。

サイズ感・編集部レビュー

普段のスニーカーのサイズ:24.5~25.0cm
甲の高さ:低い
足の幅:普通
着用サイズ:24.5cm(MS327)

【編集部レビュー】

Converseだと24.5cm、Nikeのユニセックスモデルだと25.0cmを着用していますが、こちらは24.5cmでちょうど良いサイズ感でした。

WS(ウィメンズ)タイプはMS(ユニセックス)タイプに比べて幅がやや細めなので、幅が広い方はMSタイプを選ぶ、もしくは0.5cmサイズアップがおすすめです。

550の特徴・サイズ感

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■性別タイプ/ワイズ
BB(ユニセックス)/D(やや細い)
BBW(ウィメンズ)/B(やや細い)

550は、1989年にバスケットボールシューズとして登場しました。

レトロ感漂うアッパーデザインと、立体感のある小さめのNロゴ、バスケットボールシューズらしいフラットで安定感のある厚めのソールが特徴です。

2021年にNYの人気ブランドであるエメ・レオン・ドレとのコラボを実現したことでファッション界からも注目され、人気に火が付きました。

レトロな雰囲気とポップなカラーリングの550は、セレブたちにも愛用者が多いことでも知られています。

サイズ感・編集部レビュー

NewBalance550サイズ感レビュー 編集部着用:24.5cm
普段のスニーカーのサイズ:24.5cm
甲の高さ:普通
足の幅:普通
着用サイズ:24.5cm

【編集部レビュー】

24.0cmと24.5cmを履き比べたところ、550は縦がやや長めなので24.0cmでも履けましたが、かなりぴったりな着用感。

一方、24.5cmはほどよいゆとりがあり、私にはこちらのサイズ感がちょうどよかったです。

幅や甲は普通なので、基本的には普段履いているスニーカーと同じサイズをおすすめします。

幅が広い方や甲が高い方、ゆったり履きたい方は0.5cmサイズアップを検討しても良いと思います。

大幅なサイズアップは足先が長く見えてしまい、バランスが悪くなってしまうので控えた方が良さそうです。

574の特徴・サイズ感


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■性別タイプ/ワイズ
ML(ユニセックス)/D(やや細い)もしくは2E(標準)
※カラーによってDのみの場合あり
WH(ウィメンズ)/B(やや細い)

574は、New Balanceの中でもっとも履かれてきたモデルです。

500番台はトレイルランニング用に開発されたシリーズのため、クッション性の高いミッドソールやグリップ性の高いアウトソールを採用しています。

574の最大の特徴は、他にはない丸みを帯びたフォルムです。

さらにカラーバリエーションが豊富なことや、1万円前後で購入できるコスパの良さなども人気の理由でしょう。

サイズ感・編集部レビュー

NewBalance574サイズ感レビュー 編集部着用:23.0cm
普段のスニーカーのサイズ:23.0~24.0cm
甲の高さ:高い
足の幅:広い
着用サイズ:23.0cm(ML574/2E)

【編集部レビュー】

574はつま先がやや広めの作りになっており、幅は性別タイプで少し異なっています。

WL(ウィメンズ)タイプはML(ユニセックス)タイプと比べて幅がやや狭めの作りです。

私は足の幅が広めなので普段は0.5~1.0cmほどサイズアップして購入することが多いのですが、MLタイプの2Eを選ぶことでサイズアップ無しの23.0cmがちょうどよいサイズ感でした。

ワイズが選べるかつ生地がスエードで柔らかいので足が痛くならなず幅広さんにもおすすめの一足です。

縦の長さは他のモデルと変わらない印象なのでいつもと同じサイズで問題無いと思います。

996の特徴・サイズ感


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■性別タイプ/ワイズ
CM(ユニセックス)/D(やや細い)
WL(ウィメンズ)/D(標準)

996は、New Balanceを代表するモデルであり、1988年の登場以来すべての世代から愛されてきました。

574と比較されることが多いモデルですが、996の方が細身でシャープなフォルムです。

また、カラーバリエーションが豊富なため、合わせる服を選ばずコーディネートしやすいのも特徴です。

ソールは574に比べてフラットなため、タウンユースに向いています。

サイズ感・編集部レビュー

NewBalance996サイズ感レビュー 編集部着用:23.5cm
普段のスニーカーのサイズ:23.5cmか24.0cm
甲の高さ:やや高い
足の幅:普通
着用サイズ:23.5cm(CM996)

【編集部レビュー】

普段は23.5cmか24.0cmのスニーカーを履くことが多いですが、CM996は23.5cmがちょうど良いサイズ感でした。

甲はやや高めなのですが、痛みなどは感じません。

幅が広めの方はやや窮屈に感じる可能性があるので0.5cmサイズアップがおすすめです。

2002Rの特徴・サイズ感


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■性別タイプ/ワイズ
ユニセックス/D(やや細い)

2002Rは、21世紀に入ってから誕生した2000番代モデルの3作目です。

2010年にMade in U.S.A.のフラッグシップモデルとして登場した2002のアッパーデザインを受け継ぎ、最新技術の「N ERGY(エナジー)」と「ABZORB(アブゾーブ)」を掛け合わせたハイスペックソールを採用。

優れた衝撃吸収性と反発性により履き心地を向上させました。

2010年に生産終了となったものの、復刻を熱望する声に後押しされ、2020年秋にアジア製のモデルで復活しました。

サイズ感・編集部レビュー

NewBalance2002Rサイズ感レビュー 編集部着用:24.0cm
NewBalance2002Rサイズ感レビュー 編集部着用:25.0cm
普段のスニーカーのサイズ:24.5cm
甲の高さ:普通
足の幅:普通
着用サイズ:24.0~25.0cm

【レビュー】
24.0~25.0cmの3サイズを履き比べてみたところ、24.0cmはフィット感がかなり強めでゆとりが無く、やや窮屈だと感じました。

反対に25.0cmは大きく、長さも幅もかなりゆとりがあります。

幅が広い方や厚めの靴下を履く場合にはちょうど良いかもしれませんが、幅が無いとやや前後に滑ってしまいそうな印象です。

よって、個人的には24.5cmが大きすぎず、小さすぎない、ちょうど良いサイズ感でした◎

幅が広い方や甲が高い方でなければ基本的にいつも履いているスニーカーと同じサイズがおすすめです。

自分のサイズにあったお気に入りの一足を見つけよう!

スニーカーブームの先駆けとなったNew Balanceのシューズはデザイン性と履き心地を両立しています。

ラインナップや価格帯も豊富です。自分の足に合う1足を見つけてみませんか?

専門家監修

ナイキジャパン、アディダスジャパン、デサントなどスニーカー/スポーツ業界に携わり、MDやマーケティングと様々に活動してきた経歴をもつ、靴の製造工程からデザイン製作、販売やマーケティング・プロモーションに至るまで、スニーカーがいかに生み出され世に輩出されるかを熟知する専門家。
小学生の時に父親から譲り受けた、70’sデッドストックのadidas“Country”を皮切りに、スニーカーの虜に。
自身も300足を超えるスニーカーコレクションを誇り、中には世界に1足しかないレアスニーカーや某有名コラボモデルのサンプル版なども所有。
スニーカーの歴史から、専門的な製造背景まで多くを知る正真正銘のフットウェア・スペシャリスト。
Ishikawa interview about sneakers SNKRGIRL 石川 インタビュー スニーカー スニーカーガール
SNKRGIRL編集部
SNKRGIRL編集部
神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

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