比較!NFTを売りたい方必見【マーケットプレイスおすすめ6選】選び方や注意点まで解説

比較!NFTを売りたい方必見【マーケットプレイスおすすめ6選】選び方や注意点まで解説

ここ数年で一躍話題となっているNFT。アートや音楽などのNFT化が進み、有名アーティストやクリエイターの作品が高値で取引されています。
それらNFTコンテンツの取引は、NFTマーケットプレイスで行われています。

そもそもNFTマーケットプレイスとは何なのか?というところから、日本・海外のNFTマーケットプレイスまで、その選び方や注意点なども合わせておすすめを紹介します。

NFTマーケットプレイスとは

NFTアートやNFTトレカなど、NFT化したコンテンツの購入、販売、転売といった取引ができる場所のこと。

主に暗号通貨(仮想通貨)を使用してオンライン上で売買されています。

NFTマーケットプレイスでNFTコンテンツを販売もしくは転売することで収益を得ることができるため、有名アーティストや投資家が続々と参入しており、NFT市場は年々大きくなっています。

それにともなってマーケットプレイスの数も増加。

NFTアートに特化したマーケットプレイス、さまざまなNFTコンテンツを扱うマーケットプレイスなど多数存在します。

一次販売するならどれ?マーケットプレイスの選び方

NFTアートを一次販売するためには、マーケットプレイスへの登録が必須。

自分の目的にあったマーケットプレイスを選んで、販売することが重要です。

NFTマーケットの分類のひとつにマーケットプレイス型(CtoC型)または自社販売型(BtoC型)というものがあります。

NFT-marketplace-image

マーケットプレイス型(CtoC型)を取っているプラットフォームでは、誰でも自由にNFTの一次販売(自分で作ったデジタルデータをNFT化して販売)をすることができます。

一方、自社販売型(BtoC型)ではプラットフォーム側が提供するコンテンツのNFTを購入することができますが、一般のユーザーが誰でもNFTを発行することはできません。

つまり一般ユーザーがNFTアートを一次販売するためには、マーケットプレイス型(CtoC型)での販売が可能なマーケットプレイスを選ぶ必要があります。

Adam by GMOやSBINFT、SuperRareに関しては、活動の実積などを提出したうえでクリエーターとしての登録が完了した場合のみ一般ユーザーが作品の一次販売ができるようになるため、中間の位置に設定しています。

日本のおすすめNFTマーケットプレイス

国内でもNFTマーケットプレイスの動きが盛んになってきていますが、中でもおすすめのNFTマーケットプレイスを紹介します。

HEXA(ヘキサ)

ヘキサ HEXA via HEXA

HEXAは、CtoC型として日本最大級の規模をもつNFTマーケットプレイスです。

アートやイラストを中心としたコンテンツやツイートの販売ができることも特徴です。

①取り扱いコンテンツ
デジタルアート、デジタルイラスト、動画、ツイート 他
②決済利用可能な暗号資産
ETH、Symbol/XYM、Polygon
②決済利用可能な暗号資産
ETH、Symbol/XYM、Polygon
(現状、オークション形式での入札のみ使用可能)
③手数料
入庫手数料:無料(なお、別途ネットワーク利用料としてのガス代は発生)
出品手数料:無料
販売手数料(MATICチェーンNFTの場合):販売価格の20%(消費税別途加算)
販売手数料(イーサリアムチェーンNFTの場合):販売価格の30%(消費税別途加算)
出庫手数料:各NFTごとに1回の出庫は無料
④日本円の対応

クレジットカードまたは銀行振込
⑤対応ウォレット
MetaMask、SafePal、 imToken
⑥対応ネットワーク
Ethereum、Polygon(MATIC)

日本円だけでNFTの発行や売買ができるので、出品のために仮想通貨やウォレットを用意する必要がありません。

販売収益は日本円で受け取りが可能です。

NFTの発行に費用がかからないことや、Twitterと連携し自身のツイートを販売することもできるのも特徴のひとつです。

また、NFTの保有者だけが見られる、メッセージや画像を入れた「袋とじ・トレカ型」NFTを発行することもできます。

2022年にはロイヤリティ※機能(アーティストに支払われる仕組み)も搭載されました。

※ロイヤリティとは…転売(二次販売)された際にアーティストに支払われる対価のこと。

AdambyGMO(β版)(アダムバイジーエムオー)

AdambyGMOは、GMOインターネットグループの子会社であるGMOアダム株式会社が2021年に開始したNFTマーケットプレイスです。

アートやイラストを中心としたコンテンツが豊富に販売されています。

①取り扱いコンテンツ
デジタルアート、デジタルイラスト、デジタルミュージック、トレーディングカード、コレクティブルアイテム 他
②決済利用可能な暗号資産
ETH
③手数料
入庫手数料:無料
販売手数料:販売価格の5%(二次出品者)
出庫手数料:0.05ETH
決済手数料(クレジットカード払いの場合):販売価格の3%
振込手数料(日本円で取引した場合):300円
④日本円の対応

クレジットカードまたは銀行振込
⑤対応ウォレット
MetaMask
⑥対応ネットワーク
Ethereum

AdambyGMOでは一般のアーテイストがアイテムを販売するためには、活動の実積などを提出したうえでクリエーターとしての登録が必要となります。

購入の際はイーサリアム(ETH)だけでなく、日本円でも買い物ができるため、暗号資産(仮想通貨)を持っていなくても気軽にNFTを購入することができます。

また、購入したNFTをAdambyGMO内で転売(二次販売)することも可能。

転売で取引が成立した場合、アーティストにロイヤリティが支払われる仕組みもあります。

SBINFT(エスビーアイ)

SBINFTは、もともと「nanakusa」と呼ばれていた国産NFTマーケットプレイスをSBIグループが買収し、リブランディングしたものです。

①取り扱いコンテンツ
アート、ゲームアイテム、トレーディングカード 他
②決済利用可能な暗号資産
ETH、MATIC
③手数料
販売手数料:販売価格の10%
④日本円の対応

クレジットカード
⑤対応ウォレット
MetaMask、Torus Wallet
⑥対応ネットワーク
Ethereum、Polygon(MATIC)

公認アーティスト制度をとっており、定期的に募集を行っているのが特徴です。

また、日本語、英語に加えて、中国語、韓国語にも対応しているので幅広い地域のユーザーに見てもらえる可能性が高くなっています。

海外のおすすめNFTマーケットプレイス

ここからは、海外における代表的なNFTマーケットプレイスをご紹介します。

OpenSea(オープンシー)

OpenSeaは2017年12月にサービスを開始し、NFT最大のマーケットプレイスとして知られています。

2021年8月の流通総額は約3650億円と、前月の10倍以上に増加し、急成長しているマーケットプレイスです。

①取り扱いコンテンツ
デジタルアート、ゲームアセット、デジタルミュージック、トレーディングカード 他
②決済利用可能な暗号資産
ETH、WETH、USDC、DAI、他
③手数料
販売手数料:2.5%
④日本円の対応
×
⑤対応ウォレット
MetaMask、CoinbaseWallet、TrustWallet、Portis、Fortmatic/Magic、Phantom 
⑥対応ネットワーク
Ethereum、Polygon、Klaytn、Solana、Arbitrum

OpenSeaは無料でNFTを作成することができるので初めての方にもおすすめです。

出品時のガス代は初回のみとなっており、比較的負担が少なく始められます。

また、アーティストはロイヤリティを1%~最大10%まで設定することも可能。

取り扱いコンテンツや対応しているブロックチェーンの数が多く、出品しやすいことから販売アイテムは400万点を超えています。

世界的に有名なアーティストや日本のクリエイターも多数出品しており、現代アーティスト「Beeple」の作品が約75億円で落札されたことも話題となりました。

Rarible(ラリブル)

Raribleは2020年からサービスを開始したNFTマーケットプレイスで、OpenSeaと同様に多くのNFTを取り扱っています。

①取り扱いコンテンツ
デジタルアート、デジタルミュージック、ゲーム、メタバース 他
②決済利用可能な暗号資産
ETH
③手数料
販売手数料:2.5%
購入手数料:2.5%
④日本円の対応
×
⑤対応ウォレット
MetaMask、Rainbow、Coinbase、Fortmatic、Portis 他
⑥対応ネットワーク
Ethereum、Flow、Tezos、Polygon、Solana、Immutable X

Raribleでは「lazy minting(レイジーミンティング)」という機能が実装されており、無料でNFTを作成することができます。

これは購入者がNFT発行時のガス代を負担する仕組みとなっており、アーティストやクリエイターにとっては大きなメリットです。

RaribleでNFTを販売する場合は、大きく2つの方法があり、あらかじめ価格を設定する、もしくはオークション形式です。ロイヤリティの比率も自分で設定することができます。

また、Raribleはガバナンストークン※である「RARI」を発行しています。

RaribleでNFTを出品する人や購入する人に毎週無料でRARIトークンを配布していました。

しかし、この取り組みはすでに終了しており、RARIトークンを入手する方法は、2022年時点では、取引所での取引のみとなっています。(Rarible公式サイトブログより

※ガバナンストークンとは…プラットフォームの運営方針を決定する際に使用できる投票権のこと。株式のようなもの。

SuperRare(スーパーレア)

SuperRareは2018年4月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。

厳しい審査に通過したアーティストのみが出品することを許されており、作品のクオリティが高いことが特長です。

①取り扱いコンテンツ
デジタルアート
②決済利用可能な暗号資産
ETH
③手数料
販売手数料:3%
一次販売手数料:15%
④日本円の対応
×
⑤対応ウォレット
MetaMask、Fortmatic 他
⑥対応ネットワーク
Ethereum

SuperRareでNFTを購入する方法は3つあり、オークション形式、オファー形式、即時購入です。

どの方法も料金形態は同じになります。

SuperRareで購入したNFTを転売した場合、取引が成立すると販売額の90%が収益となり、残りの10%はロイヤリティとしてアーティストに支払われます。

また、SuperRareは2021年8月にガバナンストークンとして「RARE」を発表。RAREを入手するにはUniswap、Binance、Geminiなどの取引所で購入する必要があります。

NFTマーケットプレイスの選び方・ポイント

NFTマーケットプレイスの世界に足を踏み入れたとき、どこから始めればいいのか、どのような選び方が良いのか、迷ってしまうかもしれません。

その際に役立つマーケットプレイスの選び方や取引において知っておくべきポイントを解説します。

ガス代

「ガス代」とは、NFT取引におけるネットワーク手数料のことです。

普段の生活で口座間の送金や請求書払いの際に発生する処理手数料と似ており、何度も売買を繰り返すとネットワーク手数料が意外と負担になることに注意が必要です。

たとえば、Coincheck NFTを利用した場合、販売手数料が販売価格の10%、出庫手数料が0.01ETHがかかります。

ガス代は、NFTの売買や送信、ウォレットからETHの送金、新しいNFTの発行時に発生します。

ガス代が発生するタイミングを見極め、不要なコストを発生させないように気をつけましょう。

取り扱いコンテンツ

NFTマーケットプレイスを選ぶ際には、販売したいNFTコンテンツの取り扱いはあるかを確認しましょう。

取り扱いコンテンツはマーケットプレイスによってそれぞれなのでよく調べてから利用しましょう。

信頼性

詐欺などのトラブルに遭わないためにも、信頼性や安全性の高いマーケットプレイスを選択することが重要です。

NFTの注目度が高まっていくにつれて、多くのNFTマーケットプレイスが参入してくると予想されます。中には個人情報を狙った怪しいサイトが存在するかもしれません。

マーケットプレイスの運営会社が信頼できるかどうか、必ず確認しましょう。

また、利用者数の多さも信頼性の高さを図る判断材料になります。

利用者数が多ければ、ユーザーが提供される製品やサービスを十分に楽しんでいる可能性が高いからです。

よく確かめてから利用しましょう。

使いやすさ

英語が苦手な人は、日本語に対応しているNFTマーケットプレイスがおすすめです。

また、仮想通貨を取引せずにNFTを購入したい人には、日本円が使えるかどうかも重要なポイントになります。

取り扱っている通貨の種類やサイトの使い勝手などは、マーケットによってさまざまなので、自分に合った場所を選びましょう。

NFTマーケットプレイスを利用する際の注意点

NFTマーケットプレイスを利用する際は、NFTそのものやマーケットプレイスを理解し、注意点をおさえておくことが大切です。

取引に対して自信と満足感が持てるような最良の選択をしましょう。

偽サイトでは無いか

既存のNFTマーケットプレイスを装った、偽サイトが存在するのも事実です。

検索結果の最上部に表示される広告には、特に注意が必要です。

誤ってログインしてしまうと、アカウント情報を盗み取られるなどのリスクがあります。

URLが正しいかどうか、必ず確認するようにしましょう。

利用規約をしっかりと読む

マーケットプレイスの利用規約を十分に読み、理解することが非常に重要です。

規約を知らずに売買に飛び込むのは、得策ではありません。NFTについて学び、最低限規約を理解した上で利用するようにしましょう。

買い物においては、商品に付随するロイヤリティなどの権利についても必ず確認してから取引しましょう。

偽物もしくはコピー商品では無いか

NFTは唯一無二のデジタルデータで改ざんや複製することほぼ不可能ではありますが、NFT化する前であれば簡単に複製することができてしまいます。

そのため、著作権を無視して複製し、出品されている可能性があります。

信用できるプラットフォームかを判断する材料としても、必ず確認するようにしましょう。

自分にあったNFTマーケットプレイスを見つけよう

今回ご紹介した以外にもたくさんのNFTマーケットプレイスがあります。

英語でのやり取りが不安な方は、まずは国内のマーケットプレイスから始めてみましょう。

アーティストで出品を考えているならユーザーの多いOpenSeaやRaribleがおすすめです。

各マーケットプレイスの特徴やリスクを理解し、自分に合ったマーケットプレイスを見つけて楽しく利用しましょう。

SNKRGIRL編集部
SNKRGIRL編集部
神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動する編集部メディアチーム。

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