Nike(ナイキ)のスニーカーは様々なモデルが存在します。
可愛いスニーカーを見るたびに欲しくなるのですが、新しいモデルを試すにもサイズ感が分からない…という女性の疑問は多数です。
Nikeはモデル毎にデザインだけでなくサイズ感や履き心地も異なるため、購入の際には注意が必要です。
今回は、Nikeスニーカーの人気モデルを中心に、特徴、履き心地やサイズ感について解説します。
ナイキスニーカーのサイズ感について
Nikeスニーカーはそのスポーティなデザインから、カジュアルな場面やランニングなどのスポーツシーンにはうってつけ!
しかし、モデルごとに幅や履き心地も変わってくるため、サイズ選びには少し注意が必要なものもあります。
そこで、某有名スニーカーショップで働いていたNike通の菊地さんにもサイズ選びのアドバイスを頂き、Nikeスニーカーのサイズ感や選び方を各モデルごとに解説します。
Nikeシューズのサイズ表記(海外表記のUS/UK/EUサイズ)
ナイキのウィメンズモデルのシューズでは、サイズ表を確認することが極めて重要です。
女性用モデルは、男性モデルと異なる足の形状やサイズとなります。
サイズ表を参照することで、足にぴったりと合った快適なフィット感を得ることができます。また、ナイキはデザインが多様で、ファッション性が高いため、見た目も楽しめる一足を見つけることができます。
適切なサイズの靴を選ぶことで、パフォーマンスの向上や足の健康を保つことが可能です。
ナイキ ウィメンズとメンズシューズのサイズ感の違い
NikeのWMNS (ウィメンズ)=女性用モデルは、足の形状やサイズが男性モデルと異なります。
特に足幅やアーチのサポートが女性の足に合わせて設計されています。
したがって、男性モデルが多いNikeのスニーカーの中で、レディース向けを意味するこの「WMNS」という表示を見た時には、女性用に作られたスニーカーと認識して、それ特有のサイズ感があることを頭に入れておきましょう!
ナイキスニーカーのサイズ選び方
ナイキスニーカーには、Air JordanやAir Force1など多数のモデルが存在します。
モデルによって作りが異なり、タイトに感じるものなど、その履き心地はさまざま。
しかし、ナイキのスニーカーは主に欧米人の足の形を基準にデザインされているため、幅が狭めであることが多いです。
足のサイズだけでなく、幅やアーチの高さも考慮すると、よりピッタリのサイズを選ぶことができます。
試着が可能であれば、実際に履いてみて歩きやすさやフィット感を確かめ、オンライン購入の場合は公式サイトのサイズガイドやレビューを参考にするのも良いでしょう。
次項で紹介する、モデル別のサイズ感もぜひ参考にしてください。
Air Force1(エアフォース ワン)のサイズ感について
Nikeのスニーカーの中でも、Air Force1のサイズ感は大きくも小さくもなく、多くの日本人の足にちょうど良いフィット感で作られている様です。
女性の場合は「少し大きめ」と感じる可能性がありますが、比較的に窮屈に感じるといった感想が少ないのがAir Force1。
基本的に普段履いているスニーカーと同じ、「ジャストサイズ」を選んでも問題ないでしょう。
ただ、足幅が広くて不安、という人は自分の足サイズの0.5cm大きいサイズを選んでおくのが安全です。
▼菊地さんのアドバイス
一般的にNikeのサイズ感で懸念される幅の狭さはそこまで感じず、Nikeの中でもゆとりのあるサイジングになります。
サイジングで注意して欲しい点は、サイズが大きすぎるとアッパーの履きじわが付きやすくなります。
また、ライナーの破れにも繋がりやすいので過度に大きくしない方が綺麗に履けます。
履き心地も、バスケットシューズということもあって、程よいクッションとホールド感でかなり快適です。
とにかく「楽」といった意見が多いAir Force1。
スニーカー女子の「1軍スニーカー」と言えるほど、女子の所有率が高い人気も納得のサイズ感です!
▼Air Force1のサイズ感ポイント
・Nikeの中でも幅は狭くないモデル
・基本的に普段履いているスニーカーと同じサイズがオススメ
・大幅なサイズアップは避けるべき
Nike Dunk (ダンク) のサイズ感について
Nike Dunkは、Air Force1と同様に通常のサイズを選ぶか、Air Force1よりも若干スリムなサイズ感です。
幅が狭めの方であれば普段履き慣れているシューズのサイズでも問題ありませんが、普通~幅広の方は0.5cm大きめサイズがオススメ。
バスケットボールシューズなので、Air Force1に近い履き心地といったイメージで、快適です。
▼菊地さんのアドバイス
〈LOW・ローカット〉
Dunkのサイジングは普段のサイズ感と比較するとハーフサイズ(0.5cm)UPがオススメです。
サイジングのイメージは、AF1>Dunkです。
最近のリリースした物は特に細身に感じるモデルが多いです。
使用している素材はAF1同様レザーが多いですが、次いでスウェードが使用されることも多いので素材によっても足当たりが変わってくると思います。
着用した際のシルエットは、AF1と比較すると同じバスケットシューズでも特に甲周りがDunkの方がすっきりとした仕上がりになっているので、綺麗にスニーカーを履きたい方にはオススメのシルエットです。
〈HIGH・ハイカット〉
Dunk LOWと足入れは大きく変わりはなく、HIGHカットな分足首のフィット感が大きくなります。
また、LOWと比べるとシューホールの数も増えますので、シューレースをどこまで通すか、どうやって結ぶかでも好みが分かれるポイントかと思います。
女性の皆さんは、MID/HIGHの履き合わせのバランス感を気にされる方もいらっしゃると思います。
特に膝下のバランスやくるぶしの当たり具合が挙げられます。
その際、フルレングスのインソールだとサイズ感が変わってしまうので、下記画像のようなかかとのみのインヒールを入れることで膝下のバランス感やくるぶしの当たりを調整する事が出来ます。
▼Dunkのサイズ感ポイント
・Air Force1より若干小さめなサイズ感
・ローカット、ハイカットで足入れに差はない
・普段履いているスニーカーより0.5cmサイズアップがオススメ
Nike SB Dunk(エスビーダンク)のサイズ感について
Nike SB Dunkは、スケートボードラインである「Nike SB」バージョンのDunkなので、Nike Dunkとは異なります。
Nike SBダンクの特徴としてはまず、シュータンが分厚いこと。
スケートボードの激しいパフォーマンスにも対応できる、高反発なクッション性のある履き心地にも定評があります。
サイズ感としては、足長に関して「捨て寸が少し物足りない」という感想が度々聞かれ、足幅もやや小さめに作られている様です。
分厚いシュータンが関係しているわけではなく、ただ構造的に少し小さめに作られているといったところでしょう。
他のナイキシューズでも足幅と足長の余裕がないと感じる人は、Nike SBダンクも0.5cm、もしくは1.0cm大きいサイズがおすすめです。
▼菊地さんのアドバイス
DUNKの時点でハーフサイズUPをオススメしているのでSBも同様に0.5cmUPがオススメです。
次いで、「インソールにZOOM AIR搭載」です。これによってクッション性が上がっています。
インソールは着脱出来るので実際に見てみると分かりやすいです。
▼SB Dunkのサイズ感ポイント
・やや小さめに感じるとの意見が多い
・シュータンは分厚いがサイズ選びに影響はない
・Dunkと同じく0.5cmサイズアップがオススメ
Air Jordan(エアジョーダン)シリーズのサイズ感について
Air Jordanシリーズは、モデルごとに少しずつ違う様ですが、女性に人気のAir Jordan1は特に、欧米人の足に合わせて足型が細身に作られていることもあって全体的に小さめのサイズ感です。
フォルムからも見られる通りつま先に向かって少しシャープな形に作られているので、サイズ選びは少し注意が必要です。
特に、ウィメンズモデルの場合はさらに少し細くなるため、0.5cmから1cmのサイズアップをオススメします。
足幅が痛くなるのが気になる人は、確実に普段よりも少し大きめサイズを選びましょう。
Air Jordan1の良いところは、大きめサイズを選んだ時に捨て寸が1.0~2.0cmくらいのゆとりが出る場合でも、足幅が少しスリムな分「足が浮きづらい設計」にもなっている点。
足の浮き加減がどうしても気になる場合は、ハイカットかミッドカットを選び、シューレースをきつめに縛って、足首からしっかりフィットさせて履いてみるといいでしょう。
▼Air Jordanシリーズのサイズ感ポイント
・細身で全体的に小さめのサイズ感
・つま先に向かってシャープな作り
・基本的に0.5~1.0cmのサイズアップがオススメ
ジョーダンシリーズのサイズ感についてはこちらでも詳しくご紹介していますので、更に気になる人は合わせてチェックしてみてください。
Air Max(エアマックス)シリーズのサイズ感について
Air Maxシリーズは、どのモデルでも基本的には小さめでタイトな作りに感じる事がほとんど。
日本人が履く時は、必ずといっていいほど、0.5~1.0cm大きめのサイズをオススメします。
特にAir Max90やAir Max95はかかとに向かってソールに厚みも出てくるので、ある程度つま先が前に行きやすい、ということは注意しておきたいポイントです。
普段通りのサイズで履いているとどんどん痛くなってきたり、間違ったサイズでつま先が前に突き刺さって痛くなったり、といった苦い経験をしている人も少なくはありません。
▼Air Maxシリーズのサイズ感ポイント
・どのモデルも小さめでタイトな作り
・サイズアップ必須といっても過言ではないモデル
・基本的に0.5~1.0cmのサイズアップがオススメ
Air Maxには特に詳しい菊地さんに、Air Maxシリーズのサイズ感に関する記事でもアドバイスをいただいています。
モデルごとなど、より詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
Air Huarache(エアハラチ)のサイズ感について
Air Huaracheは基本、かなりタイトです!
履いて決める事がマストなモデルと言っても過言ではありません。
フィット感を重視して作られているAir Huaracheは、足首周りをすっぽりと覆うようなデザインになっているため、靴下を履いているくらいのフィット感と軽さがあります。
また、ランニングシューズ寄りのスニーカーなので、クッション性も非常に高く履き心地もかなり快適です。
「足が勝手に帰ってくる!」「歩いたり動いたりするのが楽しみになる!」といった履きやすさと動きやすさに、多くのファンが長年います。
そんなフィット感を重視した構造なだけに、サイズ感はAir Maxよりも更にタイトに感じる人は多いです。
よって、Air Huaracheは0.5~1.5cmサイズアップを検討することをオススメします。
▼Air Huaracheのサイズ感ポイント
・フィット感強めで、かなりタイトな作り
・履いて選ぶのが必須といっても過言ではないモデル
・0.5~1.5cmサイズアップを検討するのがオススメ
以下の記事では編集部が実際にAir Huaracheを着用し、レビューしています。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
BLAZER (ブレーザー)のサイズ感について
レトロな雰囲気とすっきりとしたシルエットで、レディースファッションに合わせるスニーカーとして、人気が上昇しているBLAZER 。
そのすっきりしたデザインの見た目通りサイズ感は狭いと感じる人が多いようです。
したがって、ブレーザーのサイズ選びは0.5~1.0cmサイズアップがオススメ。
▼菊地さんのアドバイス
特に、シューホールの先端からトゥーガードにかけて足当たりが狭くなるので、足幅が広い方は特にサイズ感に注意して選んで下さい。
▼BLAZERのサイズ感ポイント
・細身のシルエットでは幅はやや狭め
・基本的に0.5~1.0cmサイズアップがオススメ
・足幅が広い方はサイズアップ必須
TANJUN(タンジュン)のサイズ感について
via Nike
TANJUNは、ナイキスニーカーの中でも快適で履きやすく、使いやすく、買いやすい!と庶民の味方的なシューズとして、多くの人に親しまれています。
やや小さいというレビューをよく見るところから、0.5cmサイズアップを選ぶ人が多いです。
ただ、1.0cmサイズアップは大きすぎると感じる傾向もあるので、ハーフサイズアップが妥当でしょう。
やや幅広の人たちは「05.cmサイズアップ」を、やや幅狭の人たちは「ジャストサイズ」を、
選ぶことをで問題なさそうです。
▼TANJUNのサイズ感ポイント
・やや小さいとの声もある
・基本的にジャストサイズ~0.5cmサイズアップがオススメ
・足幅が広い方は0.5cmサイズアップが無難
Nikeサンダルのサイズ感について
スニーカーと対照的に、Nikeのサンダルは全体的に余裕のある作りのものもあります。
Nikeのサンダルのサイズ感についてもモデルごとに若干異なるので、人気モデルを中心に解説します。
Air Max KOKO(エアマックスココ)のサイズ感について
空前の大ヒットとなった、Air Maxの女性向けサンダルモデル「Air Max KOKO」。
厚底ソールに大きなビジブルエアを搭載したユニークなアイデアを、独創的でスタイリッシュなデザインに仕上げた1足。
見た目の可愛さと極上の履き心地に、"ハマる"女性が続出!
そんなAir Max KOKOのサイズ感は、サイズ展開も考慮する必要があります。
なぜなら、Air Max KOKOにはハーフサイズ設定がないからです。
Air Max KOKOのサイズ感は、自分が普段履いているサイズと同じサイズか、0.5cm大きめをオススメします。
▼Air Max KOKOのサイズ感ポイント
・ハーフサイズ(0.5cm)のサイズ設定が無い
・普段ジャストサイズ(24.0cmなど)を履いている場合は同じサイズ(24.0cm)がオススメ
・普段ハーフサイズ(24.5cmなど)を履いている場合は0.5cmサイズアップ(25.0cm)がオススメ
CANYON SANDAL(キャニオン サンダル)のサイズ感について
CANYON SANDALは、少しゴツめの見た目といった、履き心地よりも見た目を元に、0.5cm小さめのものを選ぶ人も多いサンダルの様です。
普段24.5cmなので、24と25で迷ったのですが24で正解でした。大きめの作りなので24でも足が小さく見えません。サイズ選びに 迷ってる人は小さめがいいと思います。サンダルは大きめより小さめの方がはいた時に綺麗に見えますよ
という、レビューもあるほど。
ただ、つま先が外に飛び出るのが心配な場合は、大きめのサイズを選んでも良さそうです。
▼菊地さんのアドバイス
サイズ感は大きめで特に幅と甲周りにゆとりがあり、普段のサイズより小さめを選んだ方がソックス合わせを検討される場合でも履きやすいです。
また、1サイズ刻みなのでサイズ選びはスニーカーとは別物で検討された方がいいです。
3点で止めれるベルトがあることで着脱が楽になっていますが、調節の幅は広くないのでサイズが合わないと甲の広さ・高さが気になる方もいます。
つま先にかけてのソールの吊り上がりが深いので、歩く時の蹴り返しがしやすくスムーズに歩行出来る事もポイントです。
またソールの形状にある深い溝が屈曲性を増し、アクティブな動きに対応しています。
▼CANYON SANDALのサイズ感ポイント
・ハーフサイズ(0.5cm)のサイズ設定が無い
・幅と甲にゆとりのある大きめの作り
・普段ジャストサイズ(24.0cmなど)を履いている場合は同じサイズ(24.0cm)がオススメ
・普段ハーフサイズ(24.5cmなど)を履いている場合は0.5cmサイズダウン(24.0cm)がオススメ
以下の記事では編集部が実際にCANYON SANDALを着用し、レビューしています。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
BENASSI (ベナッシ)のサイズ感について
via Nike
BENASSI は、多くの人に親しまれている定番人気のシャワーサンダル。
特徴的なのは、甲を覆うストラップ部分。その裏が肉厚素材になっています。
そのため足指が前方に行きづらく、履いた時に小さく感じる人が多いです。
普通にジャストサイズで履けるかと思って、通常のサイズのベナッシサンダルに足を入れて、少し驚きました。意外とタイトなんですね。結局、ハーフサイズ大きめよりも「1cm大きめ」を買いました。
という風に、他のサンダルとは対照的に「幅が狭く、きついと感じる人が多い」様です。
ストラップ部分はかなりタイトな作りなので、ハーフサイズでもタイトに感じる人は多く、こちらに関しては「1cm大きめのサイズを選んでも問題ない」かもしれません。
▼BENASSI のサイズ感ポイント
・ハーフサイズ(0.5cm)のサイズ設定が無い
・甲のストラップが肉厚でやや小さく感じる可能性あり
・幅が広め、甲が高めの方は0.5~1.0cmサイズアップがオススメ
正しいサイズ感を知って自分に合ったNikeのスニーカーをゲット!
Nikeのスニーカーは、少し小さめの作りのモデルが多い傾向があります。
ただ、Air Force1はジャストサイズでもそのまま履きやすいので、女性人気も納得です。
基本的には、欧米人の足に合わせて作られているため、甲高で幅広の足型が多い日本人にはやや窮屈に感じることがありますが、正しいサイズ感を知れば、靴ずれのリスクを回避して快適にナイキのスニーカーを楽しむことができます。
Nikeのスニーカーを買う時は、この記事にも解説した内容を参考に、自分にあったサイズ感を予め知っておくと、新しいサイズをお買い物する時よりスムーズになるでしょう!