冷えに負けない体づくり「温活」!手軽にできる習慣や食べ物をチェック

冷えに負けない体づくり「温活」!手軽にできる習慣や食べ物をチェック
忙しい現代、体の不調や悩みを抱える女性が多くなっています。
そのような方におすすめなのが、温活です。
こちらでは、温活とは何か、冷え性の原因、効果がある食べ物やその他の対策を含めてご紹介します。

今話題「温活」とは?

「温活」とは、体を温めて基礎体温を上げることにより、体調不良などを改善する手法です。

体を温める手段として、ストーブやエアコン、カイロなどの熱源を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、温活には外部からの熱が有効な表面温度よりも深部体温が重要と言われています。

自らの体温を上げる努力が、健康を維持するのに役立つのです。

そもそも「冷え」の原因ってなに?

冷えは体質の問題だから仕方がないと諦めてしまいがちですが、実は、普段の習慣が冷えの原因になることもあるのです。

例えば、食習慣の乱れや体内の水分バランスの乱れ、筋肉量が少ないと血行が悪くなり冷えにつながります。

ほかにも、自律神経が乱れることで血流が悪くなり、冷えの原因になることもあるのです。

油断大敵!「隠れ冷え性」

冷えは自覚症状があるケースもあるものの、自分で認識できていない場合もあります。

それが「隠れ冷え性」です。

冷えを自覚できていなくても、風邪をひきやすかったり、おなかを壊しやすかったりするなど、体調不良を頻繁に感じる人は、隠れ冷え性の可能性も。

隠れ冷え性は無自覚なことが多く、さらなる体調悪化を招く危険性があるので、下記のチェックリストで確認しておきましょう。

あなたも「隠れ冷え性」かも?簡単チェックリスト

・手足がほてる

・顔はほてる、または汗が出ているのに手足は冷たい

・手足がむくむ

・おなかや太ももを触ると冷たい

一見冷えとは真逆のほてりや手足のむくみも隠れ冷え性の可能性があります。

お腹や太ももの冷えは、わきの下の温度より低いかどうかが目安です。

当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

気軽に始められる「温活」5つの習慣

冷え性は、日ごろの習慣を少し変えるだけで、思った以上に症状が改善することがあります。

こちらでは、気軽に始められる温活を中心に紹介します。できることから試してみましょう。

外側から温める衣類を身に着ける

体の中で一番冷えやすいお尻や太もも、腰回りを中心に考えると、効果的な冷え対策ができます。

特にインナーをしっかりと着て「頭寒足熱」を保つようにしましょう。

インナーは温める効果が高い素材で、締め付けを感じさせないサイズのものを選ぶのがコツです。

末端部分の冷えが気になる方は、手足に加え、足首や手首、首をカバーできるものを使うのもよい方法です。

 

体を外から温める【温活グッズ】が気になる方はこちらの記事も要チェックです!

体の内側から温める食材を取る

食材には、冷えを引き起こしやすいものと、逆に冷えに効果があるものがあります。

冷え性の方は、体を内側から温める食べ物を意識するとよいでしょう。

簡単に取り入れられるものの一つに、白湯があります。

朝起きてすぐに白湯を飲むと、内臓の働きが良くなるためおすすめです。

しょうがレモン、シナモンパウダーなどを加えてアレンジするのも人気ですよ。

簡単なストレッチを取り入れ筋肉を動かす

運動不足を解消して、熱を生み出す筋肉量を増やしましょう。

今まで運動習慣がない方は、まずはストレッチなどで体を動かすことから始めるとよいです。

筋肉量を増やすには、体の中で比較的大きい筋肉である太ももを鍛えるのが効果的と言われています。

運動に自信がない方は、ウォーキングを姿勢よく行い、徐々に運動量を上げていきましょう。

寝不足を解消し、リラックスした状態を保つ

寝不足は自律神経のバランスを悪くする場合があるため、冷えの大敵です。

また、ストレスは継続した緊張状態を引き起こして血液循環を悪化させ、内臓を冷やす原因になる可能性も。

心地よい眠りやリラックスには、メディテーションやヨガが効果的と言われます。

アロマオイルを使うのもおすすめです。

特に、ラベンダーやサンダルウッド、ローズウッドなどはリラックス効果が高いと言われています。

湯舟に毎日つかる

湯船につかると下半身に水圧がかかり、血液やリンパの流れが良くなるので、体温を上げるのに役立ちます。

リンパの流れが良くなると、老廃物の排出もスムーズにいき、むくみが改善される場合があります。

38度から40度程度のぬるめのお湯にゆっくりつかってみましょう。

いつもシャワーで済ませていたという方は、ぜひ試してみてください。

管理栄養士がおすすめする「温活」にピッタリの食べ物とは?

管理栄養士・パーソナルトレーナーの佐々木侑さんに「温活」にぴったりの食べ物を教えていただきました。

しょうが

管理栄養士 佐々木さんのコメント:

しょうがには「ジンゲロール」「ショウガオール」という成分が含まれています。

ジンゲロールは血流を促進させ、ショウガオールは胃腸などを刺激し血流を高め、体の内部から温めることができます。

生で食べても血流が良くなり新陳代謝が上がりますが、加熱することによってさらにパワーが増し高い温熱効果を発揮してくれます。

日本酒

管理栄養士 佐々木さんのコメント:

日本酒には「アデノシン」が含まれています。

血管を拡張し血流をよくするので新陳代謝が良くなります。

冷やして飲むと内臓に負担がかかってしまい、逆に体を冷やしてしまうことも。

なので、熱燗にして内臓もポカポカにして飲みましょう。

 

また、風味の抜けた日本酒はお風呂に入れて入浴剤代わりに利用しましょう。

美肌の素となるアミノ酸が含まれているの肌の保湿やアンチエイジングに効果的です。

またアデノシンも日本酒風呂につかるだけで同様の効果が期待できます。

発酵食品

管理栄養士 佐々木さんのコメント:

発酵食品にも、納豆・キムチ・味噌・チーズ・ヨーグルトなど様々な食材があります。

発酵食品には酵素成分ビタミンB群必須アミノ酸が含まれているので、血行促進や代謝の働きを良くしてくれます。

血行促進されると体温が上昇するだけではなく体内の老廃物はの排出・肩こりなどの緩和も期待できます。

腸内環境を整える働きもあるので、腸の働きが活発になりエネルギーの代謝を促進させます。

手軽に手に取れる食品が多いです。

リンゴ

管理栄養士 佐々木さんのコメント:

果物は身体を冷やすものが多いと言われていますが、りんごは寒い地方の果物で、身体を冷やす心配がありません。

リンゴの皮や皮に近い部分には食物繊維ポリフェノールカリウムなど栄養素がたっぷり入っています。

食物繊維は不溶性食物繊維が多くこれを加熱することで水溶性の「ペクチン」に変化します。

ペクチンは善玉菌のえさになるオリゴ糖が含まれているので腸内環境を整えることができます。

リンゴは生で食べるよりも加熱してから食べると栄養価が上がります。

焼きリンゴや身体を温めるしょうがと一緒にジュースにしてのむのも効果UPが期待できます。

生活習慣を見直し「温活」に取り組もう!

温活とは、内側から体を温めることで万病の元といわれる冷え性を解消する手法です。

温活には、体を温める食べ物をとるのに加え、適度な運動や十分な睡眠、衣服での調整やリラックスすることも効果的です。

冷えを改善するために、温活を取り入れていきましょう。

 

温活習慣のひとつとして話題!「よもぎ蒸し」の情報はこちら↓

ゲストライター

佐々木 侑(ささき ゆき)

元プロ・バレーボール選手。2004年、PFUに入団。
その後、三洋電機レッドソア、岡山シーガルズに移籍し、プレミアリーグで、3位、準優勝の中心選手で活躍し、引退。
スポーツ選手であったことを活かし、運動と食事の大切さなどを皆さんに伝えていきたいと思い、調理師、栄養士、管理栄養士を取得。
管理栄養士の佐々木侑さん
SNKRGIRL編集部
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神戸・東京・ニューヨークのメンバーと共にグローバルに活動するメディアチーム。

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