2010年にオープンしたフィリピンのバスケットボールストア“Titan(タイタン)”とAir Jordan 2 Low WMNS(エア ジョーダン2 ロー ウィメンズ)のコラボがスタンバイしています。

バスケットボールを国技とするフィリピンの、唯一のバスケットボールコンセプトストアとして知られる“Titan(タイタン)”。

2017年に初めてタッグを組んだNikeとTitanは、これまでLEBRON 14(レブロン 14)やAir Jordan 35など多くのコラボスニーカーを展開しています。

今回スタンバイしているのはウィメンズモデルの“Air Jordan 2 Low”で、タンブルレザー、スエード、コーデュロイと異素材で構築されたアッパーに、フィリピンらしい南国のフルーツ“ダランダン”や“パパイヤ”のカラーなどビーチリゾートを落とし込んだデザインが魅力です。

バスケをプレイしているイラストが施されたインソールや、ヤシの木やTitanのシンボルマーク、バスケが描かれたハングタグが付属しているなど、こだわりのディテールは必見。

“アジア屈指のバスケ王国”とも言われるフィリピンとバスケの強いつながりを感じさせる1足です。

今回コラボモデルのデザインを手掛けたのはアーティスト兼デザイナーとして活躍するChi Loyzaga Gibbs。

彼女の祖父、Carlos “Caloy” Loyzagaは、1954年のワールドカップでフィリピン男子バスケットボール代表チームを銅メダルに導いたことでも知られ、彼女のルーツにもバスケットボールが深く関わっているといいます。

その輝かしい功績はその後何世代にも渡って語り継がれ、バスケットボールを愛する人々に強い影響を与えました。

コラボシューズのアッパーには、祖父の象徴的な写真からインスピレーションを受け、コーデュロイとスウェード素材を組み合わせることで、彼のスーツ姿とオフコートスタイルを表現。

インソールには彼の背番号だった「14」と「41」をあしらうことで、彼のバスケットボール人生へオマージュを捧げています。

今回のデザインの全てが祖父が活躍した時代、そして揺るぎないバスケットボールへの愛からはじまっているといいます。

祖父が所属していたフィリピン代表チームのブラジル旅行、ポスターなど、すべてを色や素材、デザインに反映。

祖父の背番号「14」と「41」、TITANを表す「22」、そしてジョーダンの背番号「23」を刻むことで、あらゆる人の中にある“バスケットボール”という存在、そしてバスケットボールへの愛を表現しています。

TITANがウィメンズモデルを作るという重要性について、こう語っています。

「バスケットボールの会社として、コート上での女性のゲームをどのようにサポートして、促進できるのかについて、ここ数年間は注力してきました。そのために複数の女子トーナメントの開催や女子プロアマチームのサポート、女子アスリートとの契約など、オンコートの部分では、TITANが独自の立場で支援し、常にサポートできると考えています。」

バスケットボールシーンにおいてコート内での女性へのサポートは確率してきたTITANは、今回コラボの提案を聞いた時、真っ先に思い浮かんだのがChi Loyzaga Gibbsだったといいます。

オンコートで数々の女性プレイヤーを献身的にサポートしてきたTITANだからこそ、コート外で活躍する女性やバスケットボール、そしてスニーカーを好きな女性など、「女性にフォーカスしたスニーカーを作ること」を重要視していました。

Chi Loyzaga Gibbsが手掛けたTITAN x Air Jordan 2は、熱狂的なスニーカー好きやアスリートだけでなく、スニーカーやバスケットボールに興味のある方や、あらゆるタイプの全ての女性の消費者に向けてデザインされた1足です。

2022年10月18日更新：
HYPEBAEにてデザイナー、Chi Loyzaga Gibbsのインタビューが公開。
atmos, atmos pinkにて抽選実施がアナウンス。

2022年10月17日更新：
Nike SNKRSに商品ページがオープン。
10月21日発売が公式アナウンス。

2022年10月14日更新：
10月21日発売予定との情報。