薄底スニーカーの魅力は、その使いやすさにあります。ここでは、具体的なコーディネート例をいくつかご紹介し、その着こなしのポイントを解説します。
まず、トレンドの「Blokecoreスタイル」です。ヴィンテージ風のサッカーユニフォームやトラックジャケットに、色落ちしたストレートデニムを合わせ、足元にはアディダスのSambaやGazelleを選びます。
ポイントは、トップスとスニーカーの色味を合わせたり、ソックスを少し見せることで、こなれ感を演出すること。気取りすぎない、リアルなストリート感が鍵となります。
次に、「きれいめカジュアルスタイル」。ネイビーのブレザーに白のオックスフォードシャツ、ベージュのチノパンやスラックスを合わせ、足元にはオニツカタイガーのMexico 66やニューバランスのRC42を。
スニーカーの色は、ホワイトやグレー、ネイビーなどのベーシックカラーを選ぶと、全体の統一感が生まれます。レザー素材の薄底スニーカーなら、より上品な印象に仕上がります。
「フェミニンミックススタイル」もおすすめです。
フラワープリントのロングワンピースや、プリーツスカートといった女性らしいアイテムに、あえてプーマのSpeedcatやmiumiuのPlumeのようなシャープな薄底スニーカーを合わせます。甘さを抑えつつ、アクティブでモダンな雰囲気をプラスできます。スニーカーの色をワンピースの柄の色とリンクさせると、まとまりやすくなります。
最後に、「大人シンプルスタイル」。
上質なクルーネックニットに、ワイドシルエットのウールパンツを合わせ、足元はアディダスのTaekwondoやVANSのSuper Lo Proのようなミニマルなデザインの薄底スニーカーを。モノトーンやアースカラーで全体をまとめると、洗練された印象に仕上がり、大人の余裕を感じさせるスタイリングになります。
アクセサリーも控えめにすると、よりスマートで知的な雰囲気が演出できます。薄底スニーカーは、スタイルの系統を問わず幅広い着こなしに対応できる万能アイテム。コーディネートの引き算アイテムとしても、主役としても活躍してくれる存在です。