アシックスが発表した最新のプロトタイプ「MX Type-A」と「MX Type-B」が、2025年9月9日付でWorld Athletics(世界陸連)の承認リストに追加されました。
両モデルはロードレース向けに設計されており、最大の特徴は非常に高く積み上げられたミッドソールです。
特にType-Aは一部がオープンソール構造となっており、内部のテクノロジーが外から見える革新的なデザインが印象的。

Type-A
一方のType-Bはクローズドソールで安定性を重視しています。ソール全体を覆う設計により着地時のブレを抑え、長距離レースでも安定した走行をサポートできるのが特徴です。

Type-B
今回の承認により公式レースでの使用は可能となりましたが、世界選手権やオリンピックといったトップレベルの国際大会では、プロトタイプの使用がルールで禁止されているため出番はありません。
ただし国内レースでの実戦投入は期待されており、特に箱根駅伝で契約選手が履く可能性も噂されています。
市販化の予定は未発表ながら、すでに公式リスト入りしたこと自体がアシックスの本気度を示す動き。ロードレーシングシューズの進化において、新たな転換点を告げる一足となるかもしれません。
