ReebokのFreestyleはモノトーンも出たし、全てがワントーンで統一されてた。
全部イエローとかグリーン、レッド、ピンク、ブルーとかも出たね。
それを合わせたかったから私は全部のカラーが必要だったの。それは子供服みたいだった。本当だよ、なんてったって私はいつもすべての色を持っていたかったから。
子供の時、母が「何色が欲しいの?」って聞いてきたんだけど、私は「全部」って。
そしたら母が私を見て「顔出して、パンチしてやるから!笑」って言ってた。
週ごとに新しい色を買ってもらってた。
今週は学校の行事があって紫を着るから紫のリーボック、その次の週はホワイトかブルーだったかな。
この頃からソールにギザギザのデザインを付け始めたんだよね。
そして私は靴底がギザギザのものが必要だった。
今では通常のものと同じだけど、少しだけビブラムソールがついてたの。それが必要だった。
だから私も変わっていったの。内側の裏地をデザインし始めて、それが少しずつ見えるようになった。
だからそれが必要だった。
それがどんどん、どんどん増えていって、今までずっとイメージしてた部屋がスニーカーの山になるって状況になったの。
そこから、生まれて初めて自分が独自のコレクションを作っていく姿が想像できたの。
そうなるともう止められなくて、もう私は中毒になってた。
「これはもうすごいことになる!私はあちこちにスニーカーを持ってるってことになるんだ!」ってワクワクしてた。