伝説のフットウェアデザイナー「ティンカー・ハットフィールド」の名作の一つ「Nike ACG Mowabb」。アメリカ・ユタ州の都市「モワブ」という、エクストリーム系のアウトドア・スポーツの聖地を頻繁に訪れたことで命名されてといいいます。

90年代、スニーカーにハマった人なら必ず知っているといっても過言ではないNikeの人気スニーカーの一つ。

2018年のコム・デ・ギャルソンとのコラボレーションや、2019年のオリビア・キムとのコラボレーションに採用されたことで近年のスニーカーファンにも知られる様になりました。特に、オリビア・キムとのコラボで登場したMowabbでは「クラブキッズにぴったりのハイキングシューズ」という"再解釈"をしたことで、その存在を現代のスニーカーカルチャーに知らしめる事に成功したともいわれています。

しかしながら、その後しばらくMowabbのリリースを見ることはなく、前述のコラボレーション以前に登場したのも2016年ですし、そう頻繁にお目にかかれるスニーカーというわけではありませんでした。

そこへMowabbの発売30周年を迎える2021年、最も有名なOGカラーウェイが復刻！

特に話題を集めている、Rattan Birch (ラタン)。ティンカーが施した当時のデザインはそのままに、サンドベージュとロイヤルブルーとブライドマンダリンのコントラストが秀逸なオリジナルカラーを採用。ロイヤルブルーとブライトマンダリンといったNY Knicks好きにも嬉しい配色や、ブーティに輝くACGのロゴ、そしてヒールにはAir Huaracheのようなケージングが施され、特徴的なミッドソールも復活。

また、Gravity Purple (グラヴィティーパープル)も、"All Conditions Gear (ACG)"シリーズの代表的な色使いで、どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックな雰囲気が印象的。厚みのあるスエードのアッパーに使われているグラビティパープルの深い色合い魅力的です。また、前足部のミニスウッシュと足首辺りの「ACG」ロゴに「ユニバーシティ・ゴールド」のアクセントを加え、デザインを引き締めています。

もちろんどちらも仕上げには、有名な「MOWABB」の文字が刻まれたアウトソールで、そのレジェンドなデザインを完璧なまでに完成させてくれています。