Vans「Off The Wall」ロゴもこの年にデビューした1976年、トニー・アルバ(Tony Alva)やステイシー・ペラルタ(Stacy Peralta)がデザインを担当し、現在ではERAとして知られるモデルが、パッド入り、コンビカラーなどで発表されます。
その後、南カリフォルニアではスリッポンが大流行し、70年代終わりに70のショップをカリフォルニアにオープンし、国内外でもセールスを始めました。
1980年代はVANSにとって様々な出来事が起こりました。
1980年前半、ポール・ヴァン・ドーレンが一線から退き、VANSは他のスポーツメーカーと競合するために数多くのシューズを開発するように。
1982年、スケーターを中心に人気が広まったVANSだが、スケーターやアクションスポーツプレーヤーによる影響だけではなく、映画の衣装やパンクロックシーンでの着用などがきっかけとなり、さらに人気を広げました。
1984年、経営破綻。
ポール・ヴァン・ドーレンは経営破綻から立ち直るためにすべてのコストを下げなければならないが、VANSスニーカーだけはクオリティを絶対に落としてはいけないと話し、経営破綻からわずか3年で返済を完了し復活を遂げることとなります。
さらに1999年には、経済誌「Forbes」にて「アメリカのベストスモールカンパニー」と紹介され、世界的人気を獲得していきます。
VANSのシンプルでクラシックなデザインはスポーツシーンだけでなくファッション業界でも大きく取り上げられ、スニーカーのほかに衣類品までも手掛け、現在も強い人気を誇るスニーカーブランドです。