再評価で火がついた【Nike Air Max 98について】“遅咲きの傑作”ともいわれるエアマックス98を解説

1998年に登場したAir Max 98(エアマックス 98)は、近未来的なビジュアルでファンを湧かせたAir Max 97の後継機として発売されました。

爆発的人気を得たAir Max 95(エアマックス 95)のデザイナーSergio Lozano(セルジオ・ロザーノ)によって手がけられました。

フルレングスビジブルエアや波模様のアッパーなど、前作Air Max 97(エアマックス 97)のDNAを受け継いで構成されています。

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Air Max 97の後継機として待望の登場となりましたが、発売当時は前作ほどの絶大な支持を得ることはできませんでした。

試行錯誤の末リニューアルを試みたのですが、それほど脚光を浴びることはなかったAir Max 98。

しかし、2016年にリリースされたSupreme(シュプリーム)とのコラボモデルがきっかけで、コアなモデルであったAir Max 98に人気の火が付きました。

ウェーブ状のアーティスティックなアッパーとトゥ部分のスウッシュ、左右非対称なシュータンのAir Maxロゴなど、ダイナミックで芸術性のある1足となっています。

Air Max 97よりも大きめのウェーブがレトロな雰囲気を醸し出しつつも、大胆なシルエットがフューチャリスティックな印象も与える絶妙なバランス。

シューレースホールはAir Max 97とは異なりフィット感をより強めるように設計されています。

前作のAir Max 97の落ち着いたウェーブ状のアッパーを、今作では不規則なウェーブにアレンジし、どこかアーティスティックな仕上がりを見せたデザインが特徴的です。

Air Max 97と同様リフレクティブ素材を使用し、夜間でも目立つようなクオリティになっています。

ミッドソール

via Nike

Air Max 97同様にソール全周のフルレングス・ビジブルエアを搭載。

1日中履いていても疲れにくく、足に優しいクッショニングを採用されています。

アウトソール

via Nike

前作Air Max 97に準じてグリップ力を最優先として考えられたアウトソール。

小さなスウッシュがアクセントとして加えられ、さりげなく視線を集めます。

ヒール部分までアシンメトリーにこだわった構成が、当時は脚光を浴びることになりました。

再燃できた要因として、シリーズ随一の芸術性が評価されたとも考えられ、大きく今後もどんなアイデアが提案されるのかが期待されるデザインです。

先代のAir Maxとは違った異質のモデルのAir Max 98。

遅咲き名作の魅力が詰まった人気モデルをご紹介いたします。どのモデルも目を引くこと間違いなしです。

Air Max 98を語る上で外せないモデルが「Air Max 98 Gundam(エアマックス 98 ガンダム)」。

国内以外で人気のこのカラーリングは、流動的なデザインの今作に力強さという固さをイメージさせています。

グラデーションも立体的なカラーリングで構成されているためまさにガンダムのような存在感を放っています。

歴代エアマックスシリーズの中でもコアな位置づけだったAir Max 98を、一気に第一線まで引き上げることとなったコラボモデル。

スポーティーなイメージが強かったシルエットをスネーク柄に変えるなどしてストリート感あふれ、そして豪華なアッパーを構築されました。

Nike主催の世界6都市で開催された”On Air"というデザインコンテストにて、見事選ばれたのが通称“ゲイビー”こと「ガブリエルセラーノ」。

彼女がデザインしたこのモデルはニューヨークらしさを生みだす人々をイメージし、カラーと素材を使って異なる肌の色や自由の女神、コンクリートジャングル、ニューヨーク市を囲む川や海が表現されています。

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発売された当時はAir Max 95やAir Max 97の爆発的人気の影に隠れていたというAir Max 98。

レトロで大胆なデザインがコーディネートのアクセントになると今ではファッションアイテムとしても再評価され、Air Maxシリーズの中でも人気を誇るモデルになっています。

ボリュームのあるシルエットが足元で存在感を放つAir Max 98から、お気に入りのモデルを見つけましょう！