プライド月間にサポートの意思を示そう!私は自身が“ALLY”であることを声に出して言いたい

プライド月間にサポートの意思を示そう!私は自身が“ALLY”であることを声に出して言いたい

LGBTQ+コミュニティを支持する人たちのことを総称する「Ally」という単語を知っていますか?どうサポートしたらいいか分からないという方も自分自身がAllyであることを声に出すことは出来るはず。

最初は微々たる変化でも、声に出してみんなで“連帯”することで、よりよい社会に繋がる、そう信じています。

私はAllyです

皆さんは「Ally(アライ)」という言葉を知っていますか?

Allyとは、元々同盟や味方という意味のある単語で、LGBTQ+コミュニティをサポートしている人のことを指す言葉として使われています。

 

毎年6月には、世界中でLGBTQ+コミュニティを支持するさまざまなイベントや活動が行われており、

さまざまなセクシャリティやLGBTQ+コミュニティの中で使われる単語を耳にすることが多かったかもしれません。

その中で「Ally(アライ)」という単語に出会った方もいるはず。

 

私はプライド月間はもちろん、「自分はAllyである」ということを1年中通して声に出していきたいと思っています。

差別を目の当たりにした出来事

そう強く思ったのは、ある出来事がきっかけです。

 

世界中で活動が行われている中で、さまざまな企業もプライド月間を祝してレインボーをモチーフにした商品を展開しています。

そんな中、私はこんな声を目にしました。

「レインボーだからかわいいと思ったけど、レインボーってゲイの人たちの象徴らしい。危なかった、買わなくてよかった。」

SNSで見かけたこの発言は、レインボーを身につけたことで、自分が“そう”だと思われるのではないか、それは嫌だという意図から発せられた言葉でした。

 

「危ないって何?」「買わなくてよかった?」

実際にその人が挙げていた商品は、プライド月間を祝して発売されたもので、売り上げの一部がコミュニティ支援のために寄付されるというものでした。

プライド月間を祝して発売されている商品であることは事実としてありますし、デザインのモチーフとなっているレインボーも、LGBTQ+コミュニティを象徴するものとして使用されているものです。

 

でも、それは果たしてLGBTQ+コミュニティの人以外が身につけてはダメなものなのか。

「自分が“そう”だと思われるのが嫌だから、レインボーのアイテムを身につけるのが嫌」

この考え方の奥には、LGBTQ+コミュニティへのマイナスな感情が潜在的に存在しているものだと思います。

 

もちろん、自分の身につけているものや外見だけで、中身までジャッジされたくない、その思いは理解できます。

でも「レインボーだからかわいいと思ったけど、レインボーってゲイの人たちの象徴らしい。危なかった、買わなくてよかった。」この発言は、「自分の身につけているものや外見だけで、中身までジャッジされたくない」ということなのか。

それ以上にLGBTQ+コミュニティへの嫌悪感や恥のような感情が存在すると感じます。

 

他にも私は友人と行ったカフェでこんな会話を耳にすることになりました。

「最近同性婚とかって話題だけど、そっちが自由を主張する権利があると同時に、こっちにもそれを拒否する権利もある。」

何気なく後ろの席から聞こえてきたこの発言に、友人と目を合わせました。

この発言は、完全に“持てる者”の発言だ。

私はそう思いました。

 

そもそも異性愛者には結婚することもしないことも選べるのに、同性愛者はパートナーが同性だという理由だけで、結婚したくても法律でできない、その選択肢すらない状況に置かれています

結婚する・しないという自由な選択さえ出来ない状況なのです。

 

しかもなぜ見ず知らずの他人が、結婚する・しないをジャッジできるのか。

同性同士で恋人関係をやっている人を見るのが嫌?不快?気持ち悪い?

それは完全に「差別」です。

微々たる変化でもまず“変わる/変える”ことが大切

同性愛者というだけで、気持ち悪い、不快だと言われて仲間はずれにされたり、日常的に笑いのネタとされ、嘲笑やからかいの対象とされる。

 

私はそれを許したくないし、許す必要はないと思っています。

私はそれを差別だと言いたいし、私はLGBTQ+コミュニティをサポートしているAllyだと声に出して言いたい。

 

もちろん、デモに参加したり、寄付したり、サポートの方法はほかにもたくさんあります。

サポートする方法の1つとして、「自分はLGBTQ+コミュニティを支持しています」「私はAllyです」と意思表示することも立派なサポート方法だと思います。

 

私が学生の時、学生カバンにレインボーのモチーフとAllyと描かれているピンバッジを付けていました。

それを見た先生が「いいバッジだね」と褒めてくれたり、自分もLGBTQ+コミュニティをサポートしていると話しかけてくれたことがきっかけで仲良くなった友人、「そのAllyってどういう意味なの?」と話しかけてくれた同級生、その意思表示がきっかけで新たな会話が生まれたこともありました。

 

ただAllyであることを表現するだけでは意味がないと思う方もいると思いますが、そう意思表示することだけでも、コミュニティが連帯するきっかけになり得ます。

やっぱり差別はおかしいと思うけど、LGBTQ+コミュニティどうサポートしていいかわからない、そんな人でも「自分はLGBTQ+コミュニティをサポートしています」と意思表示することはできるはず。

それを見て、たとえ知識のない人でも、関心を持ったり、今の社会問題について考えるチャンスが生まれるのだと信じています。

そしてAllyであると発言していく中で、自分自身もその問題について考え直して、もっと知ろうと思うこと。

それも大切なアクションだと思います。

 

まず始めの1歩として、自分はAllyであること、LGBTQ+コミュニティを支持しているということを言葉にしてみませんか?

始めは微々たる変化でも、それが積み重なることで自分の周りや社会がより良い方向に向かっていくと信じています!

ライターまりん
ライターまりん
ライター まりん。Z世代。コスメ系コンテンツ担当。韓国アイドル&コスメオタク。好きなスニーカー「New Balance 327」

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